神戸マラソンの完走率が、

93.9%と発表されていましたね。

過去の大会と比べてみますと、、、



圧倒的に低い完走率。

気温だけで見ると2015、16が

かなり近しい最高気温ですけど。

晴れたこと、湿度が高かったことが

過酷さをうんだのかもしれません。


今回の神戸マラソン、

実は、知り合いで3人くらい

参加をお誘いしたんですけど。

1人は抽選落ち

↑以前、ブログで書いた定年退職した人

2人には断られていたんですよねー。

走り終えた後、

抽選落ちたり断られたりしてて、

良かったー、と思いました。

初マラソンが今回の神戸だったら、

二度と走るか!と言われていたかも。笑



さて、神戸マラソンレポート。

今回はレース後半戦からでーす。

5kmごとに区切ってレポートを書いています。


25km:2時間37分23秒(+33分27秒)

依然として、

ハムストリングの状態は好転せず。

むしろ、攣りそうな気配は

少しずつ増してきていて、

もはや綱渡り状態になってきてる。


ギリギリのところ、自分との戦い。

完全に周りを見る余裕がなくなって、

足を使わず進んでいくことに集中あるのみ。


と、いったところで。


さいさん!


おおお。

後ろから、Sakikoさんがきた!!!

怪我をしてしばらくランオフ、

神戸まで懸命の調整を続けてたSakikoさん。

完走できるかな?って言ってたけど、

すごいすごい。

さぶよんはんペースに乗って走ってる。


しばらく並走しながら、

もう攣りそう、

もうしんどい、とお互いボヤく。笑

こういう緊張から緩和の場面って

めちゃくちゃありがたかったなー。


ほどなくして、

Sakikoさんのペースに合わせると、

右ハムが攣る寸前になってきたので

先に行ってもらうことに。


後で追いついてくださいね!


Sakikoさんから声をかけてもらって

まだ諦めちゃダメだ、

と改めて気持ちを奮い立たせる。


ただ、この5kmで

貯金を1分27秒ロストしてしまって

残る貯金は2分37秒。

かなり厳しい状況にはなってきた。


30km:3時間9分55秒(+32分32秒)

25km地点を過ぎてすぐ。


さいさーん!


沿道から乗り出さんばかりに

ぴよさんの大きな声がけ。

わーい。

アメブロガーのみなさんの応援だ!


もうほんと、
めっちゃくちゃ嬉しくって。

無意識のうちに手が動いてハイタッチ。


↑koiさん、写真ありがとうございました!


いけるいけるいける!
まだ間に合ってる!

と、ぴよさんの声に送り出されて、
泣きそうになっちゃったほど
感情が揺さぶられました。

うん。
まだタイム的には間に合ってる。
絶対にやれることはやるんだ。

言葉にあらわせないような
物凄いエネルギーを貰った気がして。
足どりが明らかに軽くなる。

ほどなくして。
おや?
5m先にSakikoさんの姿が!
いやいや。
あわてない、あわてない。
1分くらいかけて5mの距離を詰めて
またもやSakikoさんと並走!

もう攣りそう。

もうしんどい。

30分前と同じ言葉を繰り返す2人。笑

しばらく並走した後、

お互い頑張りましょう!と声をかけて

今度は僕が前に行くことに。


この5kmでは、

ほとんど貯金をロストすることなく、

30km地点で、貯金はあと2分5秒。

125秒で12kmだから1km10秒。

キロ6分34秒ペースか。

よーし。

まだ土俵際ギリギリ残ってるぞ。


35km:3時間45分30秒(+35分35秒)

しかし、
30kmを越えてからがフルマラソン。

僕は、今回この言葉を

身に染みて感じることになりました。


ようこそ、足攣り部へ。



31km地点。

ついに引きずり込まれてしまった!


右ハムストリングの攣り。
屈伸して再度走りだそうとするも、
すぐに攣って足が出せなくなる。
もはや、ここまでか。。。

一旦、止まって何度も屈伸を繰り返す。
走るとまた攣りそうなので、
とりあえず歩いて前に進んでいく。
歩いてしまったら、もうダメだ。
さぶよんはんの道が完全に閉ざされた瞬間。
悔しい。悔しいよー。
うつむき加減でとぼとぼ歩く。

ふと。
顔を上げて見回してみると。
半数以上がピンク色のゼッケン。
第1ウェーブのランナーさん、、、
こんなに多いの!?

そうだ、自分だけじゃない。
みんな苦しんでるんだ。
さぶよんはんはダメになっても、
1歩でも前へ、1秒でも速く進んでいこう。

走り出しては、攣り。
走り出しては、攣る。
ついには左ハムも攣り出したけど。
屈伸と小走りを繰り返しながら、
前へ、前へと進んでいく。

GOAL:4時間41分29秒(+55分59秒)

35km地点の給食のみかんを、

むさぼるように食べ尽くして。
36.9km地点ではちくわにかぶりつく。
こんな状況だからこそ、
エネルギー補給はしておかないとな。

そして。
宿敵、浜手バイパスの急坂。
そこはまさに地獄絵図でした。
ほとんど全員が討ち死に状態。
ゾンビランドみたいになってるやん。
かくいう僕もゾンビの一人。
結局、一度もまともに戦うことなく
負けっぱなしで終わってしまったな。
これもまた、本当に悔しい!

神戸大橋の景色は、
楽しむ余裕は全然なかったけど。
最後なので、ぐるっと見渡して
眺望を目に焼きつけておく。

あとは、
屈伸、小走り、屈伸、小走り。
ただひたすらに繰り返して、
なんとかかんとか、
ゴールにたどり着いたのでした。


結局、4時間30分台にも入れられず。
ぐうの音も出ないほどの完敗。
こういうコンディションで
きちんと結果を出してこそ、
真の実力なんだろうけど。
まだまだ、強さが足りてないってこと。

悔しくて悔しくて、仕方ない。
この気持ちをしっかりと噛みしめて、
絶対にやり返しにこようと思います。

もう、浜手バイパスとは戦えないんだけど。
新コースで次は結果を出してやる!


改めて、感謝の言葉を。
これほど多くのみなさんから
力をもらえたレースは初めてでした。
本当に嬉しかったし元気をもらいました。
ありがとうございました!

神戸マラソンレポートはあと1本、
明日の総括へとつづきます。