平成の時代を走り抜けた
スーパーアイドルといえば、
やっぱり
SMAPですよねー。
人気がうなぎ登りの当時、
母も妹も大熱中しておりまして。
家の中のポスターが全部SMAP、
テレビはSMAPの番組に変えられる。
子供心、ちょっとした
敵対心が芽生えたりしたのですが。
ただ、番組とかをチラ見しているうちに、
森くん、かっけーなー。
と思うようになり。
母・妹と一緒にテレビを見る、
なんてことも増えていきました。
そんな人気急上昇のさなか、
森くんがSMAPを脱退し、
オートレーサーに転身することに。
子供の頃は、オートレースという世界を
全く知らず存在が薄れていったのですが。
社会人になって、ひょんなきっかけで
森くんのレースを見る機会があって。
以降、車券は買わないけど、
森くんのレースを時折チェックして
見たりするようになりました。
「日本一になるんだ」と、
スーパースターの立場を自ら手放して
過酷なオートレースの道を選んだ夢。
一線級で活躍するも、怪我も多く。
手に届きそうで届かない、日本一の座。
2020年11月。
苦節24年にして、
日本選手権オートレースで、
ついに、夢をかなえた森くんの姿。
本当にカッコよかった。
感動して涙が止まりませんでした。
ところが、好事魔多し。
その2ヶ月後に、
「死を覚悟」したほどの落車事故。
レース復帰どころか、
日常生活にも支障が出る可能性がある、
とも診断された重傷。
両足の麻痺が完治する確率は、
僅か1%と言われたほど。
しかし、失意のどん底から、
またヒーローは這い上がってきたのです。
2年3ヶ月ぶりの復帰初戦を
鮮やかに独走でぶっちぎり。
ブランクなど全く感じさせない、
華麗なるカムバックを果たしたのでした。
懸命にリハビリする姿。
立ち振る舞い。
受け答えのすばらしさ。
そして、レースでの活躍。
表面的ではない、
人間として、一人の男としての
芯からカッコいい。
かつての仲間から送られた
不撓不屈、という言葉が
これほど似合う人はいない、と思う。
キラキラとした森くんの姿を見ながら、
不撓不屈の欠片くらいは見習わないとな、
と心に誓ったのでした。
復帰戦後も勝ち上がり昨日の準決勝戦。
そこでも好スタートを切って、
優勝戦の道が見えたと思った瞬間に落車。
心配しましたが、大事にはいたらずホッとしました。
体調もエンジンも万全にして、
再び活躍してくれることを期待しています。