僕の応援していたアスリートが、
引退、との知らせを目にしました。
福永祐一騎手。
父は、天才騎手と呼ばれながら
不幸な落馬事故で騎手人生を断たれた
福永洋一さん。
その息子として、デビュー当時から
大きな注目を浴びた祐一騎手は、
着実に勝利を積み重ねながら、
一方で厳しい声も多く浴びせられてきました。
競馬の最高峰・日本ダービー。
何度、期待された馬に乗っても勝てない。
ダービーで勝てない騎手だ
と長年、彼が苦しんだ大きな呪縛。
2018年。
これまでの苦難を跳ねのけるように、
大胆な騎乗を見せ、日本ダービー制覇。
以降、ダービーを立て続けに3勝し、
三冠馬コントレイル号の主戦も務め。
父に負けるとも劣らず、
名騎手としての道を歩んでいました。
実は、
祐一騎手とはちょっとした縁がありまして。
彼がデビュー当時、所属していた北橋厩舎。
僕は大学生のころ、
その北橋厩舎を応援するホームページを
細々とながら運営していました。
一度、栗東トレセンへお呼ばれして
北橋厩舎にお邪魔させていただき。
その時に祐一騎手はおられなかったのですが
彼が海外G1を初めて勝つことになった、
エイシンプレストンという馬を
間近で見させてもらいました。
着ていたジャンパーをあま噛みされたのは
いまだに良い思い出です。
ここ数年で、
キャリアピークを迎えた祐一騎手。
その絶頂期に鞭を置き、
調教師へ転身という決断は驚きましたが
調教師は70歳定年なので、
彼は残り25年と
ちょうど現役生活の折り返し地点。
タイミングとしては、
絶好と言えるのかもしれません。
調教師・福永祐一としての活躍も
ひっそりと応援を続けたい、と思っています。
ここまで書いてはたと気付く。
僕は、福永祐一さんの3歳年下。
となると、
折り返しはまだ先、ということか。
やれることはまだまだある。
彼に負けず頑張らねば、と
改めてモチベートされた知らせでもありました。