神戸マラソンで
すごいなー!
って思ったことがひとつありまして。
それは、ゴールして
少しして着替え終わった頃には、
タイム速報値がすぐ分かるってこと。
ま、そりゃ
ビブスにICタグ埋め込んでるから
当たり前っちゃ当たり前ですけど。
2万人の規模で難なく運用できちゃうんだから
科学の進歩ってすごいなー、と思います。
情報技術の進歩って
本当に著しいですね。
今開催されているFIFAワールドカップでは
オフサイドも半自動判定しちゃう。
ま、おかげでこの辺目の錯覚を利用するのが
上手だったチームが軒並み苦戦してる印象が。
ただ、それが
サッカーとして面白いのか否か。
結構、意見が分かれるところだと
思うんですよねー。
僕個人的には、
サッカーというのはもう少し人間的で
判断にファジーな領域があった方が面白い、
なんて思っちゃう。
ただスポーツはルールが基になるわけで、
正しく運用するとなるとAIやビデオ判定が良い。
ほんと、難しいところです。
どこまでを人間的に運用して、
どこまでを情報技術をもちいて運用するか。
その線引きの塩梅が肝だなぁ、
と最近よく感じています。
例えば、
野球やバレーなどのチャレンジシステム。
(NPBでは「リクエスト」と呼んでますね)
個人的にはこの運用は結構好きで、
局面によってチャレンジするか否か、
人間的な判断があった上で、
ビデオ判定が導入される。
この人間的な部分が入ってることで、
駆け引きが生じて、
面白いと感じるんですよね。
ただ、サッカーの判定は得点だと
自動的にビデオ判定の対象になるので。
守備側が誰もオフサイドと
手を挙げてないような局面でも、
腕が半分前に出てる映像を見つけると
オフサイドになってしまう。
なんだか残念な気持ちになっちゃいます。
正しいことと、面白いこと。
情報技術が進歩すればするほど、
そのバランスの取り方が大切になる。
将棋の世界も、とっても良い
折り合いのつけ方をしたと思いました。
人間とコンピュータが対戦する、
という時代から決別をして。
コンピュータは、
棋士の研究や観る側のエンタメ要素として
最大限に活用されています。
日々進歩する情報システムの世界。
それを人間が
「どのように使うか」が
大きく問われる時代に
なったのかもしれません。