基本的にはキチンと筋立った

映画が好きなのですけど。

滅茶苦茶な筋書きでも度が過ぎると、

逆に面白くって面白くって。

 

 
ブレット・トレイン
そもそも、伊坂幸太郎さん原作本で
ブラピ様主演の映画を撮ろうとしたのが
なかなかに頭がぶっ飛んでます。
 
伊坂幸太郎さんといえば
「アヒルと鴨のコインロッカー」
 自分の中で強烈な思い出がありまして。
 
 
なんか話がとっ散らかって
よく分からなくなっていって。
脳が不快指数を溜めに溜め込んだ所に
鮮やかに伏線回収されて終演。
 
まさに、この映画もそんな伊坂節全開。
途中のとっ散らかり方は、
もはや突っ込みをいれるのも野暮。
これは昼寝して夢でも見てるのか?
と思うほどの突拍子もない展開の先に、
伏線が全部回収されていく。
 
なんかもう、手品を見ているみたい。
 
 
 
ほんと、こういう
文学的インスピレーションって
自分にないものだから、憧れるなぁ。
 
僕のブログを読んでくださっていて、
気付いている人もおられると思いますが、
完全なる理系脳なんですよね。
文章も基本的に書きたいことがあって、
沿ったテーマを設定して、組み立てる。
 
だから、
伊坂節の文章は、絶対僕には書けない。
途中のとっ散らかったところを
どうにかこうにか紐づけようとする。
そうすると、
説明っぽくてまどろこしくて。
 
文学的な閃きって、
本当にうらやましい!
 
自分にないものだから、
惹かれることって、ありますよね。