2019年8月4日。
42年間閉ざされ続けてきた扉が、
ひとりのシンデレラガールによって、開かれた日。
それは、ひとつのスマイルが、
世界中をスマイルにした、瞬間でもあった。
あれから3年。
今年のAIG全英女子オープンゴルフの
最終日最終組に、また彼女がいる。
渋野日向子。
初日6アンダーとアクセル全開でトップを切ると、
苦しんだ2日目を2オーバーとギリギリの所で耐え、
3日目は再び5アンダーと躍進。
トータル9アンダー、首位と5打差の2位タイで、
最終日を迎えることとなった。
日本のみならず、
世界中のゴルフファンみんなを魅了する、
スマイリングシンデレラ・アゲイン。
3年前と同じ出来事が、再び起こるかもしれない。
そんな期待が、満ちあふれてくる。
そんな渋野と最終組ペアとなるのが、
アシュリー・ブハイ。
3日間連続アンダーパーを記録し、
特に3日目は7アンダーと絶好調。
2位の渋野には5打差をつけて、
堂々のトップだ。
ゴルフファンは知っている。
彼女が3年前、
最も渋野の近くで、
まるで我が事のように渋野の祝福をしてくれた
とても心優しきゴルファーであることを。
2022年8月7日。
最終日最終組は、3年前と同じ。
アシュリー・ブハイと、渋野日向子。
リベンジか、アゲインか。
どちらの結末でも、涙なしでは見れなさそう。
がんばれ、しぶこ。
がんばれ、ブハイ。
追記。
ブハイさん、優勝おめでとうございます!