これまでの道のり
ベネッセが提供する「こどもちゃれんじ」の学習プログラム。ちょうど１歳になる直前に始めました。毎月届く知育玩具などの教材の充実度には結構ムラがあり、その日のうちに飽きて遊ばないようなものもたくさんありました。赤い封筒が届くと大喜びしていたのも最初のうち。今では玄関に何日か放置されていることも珍しくなくなりました。年度末の更新のたびに「もうやめようか」と思いながらも、ごくたまに息子くんに大ヒットする教材があることや、これといった学習の機会を与えてあげてあげられていない罪悪感から半ば惰性で続けてきました。
今回、年中に上がるにあたって用意されたプログラムは２種類のコースにわかれていました。従来同様の紙教材とエデュトイ中心の「こどもちゃれんじすてっぷ」と専用タブレット中心の「すてっぷタッチ」です。紙教材のコースはもうお腹いっぱい。やらないまま積まれていくのが目に見えています。悩んだのはタブレットのコース。というのも年少コースで届いた「ひらがな・かずパソコン」には見向きもしませんでした。そりゃYouTubeを見ることができるiPadを普段使ってるんですもんね。ワンパターンなメッセージを繰り返す子供だましのパソコンもどきじゃ太刀打ちできません。
でも、タブレットならどうでしょうか？少なくともコンテンツの充実度では従来のエデュトイとは比較にならないはずです。年間38,760円と金額はバカにならないですが、万が一合わなくて2ヶ月で退会してもタブレットを返却すればタブレット代金は0円とのこと。テレビCMではお家に帰ってきた子供が待ってましたとばかりにタブレットに飛びついて一人でレッスンを始め、その様子をママさんが家事をしながらやんわりと見守るという光景が繰り広げられていました。「独りで」「自発的に学習」これが本当ならこんなに素敵なことはありません。迷った末、申し込んでみることにしました。
やっと実を結んだ感！
タブレットが届いてさっそく初期設定を済ませました。ただ、学習のスタートの日まではコンテンツが公開されず、開講までのお楽しみコンテンツだけが遊べる状態。この状態で触らせてあげても１日で見向きもしなくなりました。
イヤな予感…。
実際にスタートして、同様に続かないようなら解約だなと思いながら、祈るような気持ちで講座のスタートの日を待ちました。
いざ、スタート。
虫の観察、パズル、ひらがなのなぞり書きなど４～５分で終わる短いカリキュラムを一日３レッスン受けるという構成でレッスンをクリアするとご褒美がもらえてコレクションしていくことができるしくみです。登場人物は慣れ親しんだしまじろうのキャラたち。声優さんもテレビと同じです。
正解すると「できた！」としまじろうがうれしそうに褒めてくれます。
達成感をうまく盛り上げるしくみはさすがです。長年のノウハウがつまっています。
風呂上り、ママが髪を乾かしている間のYouTube見放題タイムを学習タイムとすることにしました。彼にとって貴重なゴールデンタイムを奪われることになるのですが、「今日もタブレットやる！」と自発的に言うようになりました。
学習量も３レッスンに加えて物足りない場合は追加できるのですが、30分を越えるとストップがかかります。だいたい15分で終わるのでちょうどいい感じです。
終わると保護者にこんなメールが届きます。
はじめて、１ヶ月。一日も欠かさず受講して４月のカリキュラムを完全消化。待ちかねるようにして５月のカリキュラムがスタートしました。初めのうちこそ親が横で付き添ってサポートしていましたが、今では一人でやっています。
そうです。
「独りで」「自発的に学習」
これが実現したんです！
しまじろうとの長い道のり。やっと実を結んだと言っても過言ではありません。
子どもからメールが届く
学習の最後には保護者にメールを送ることができます。タッチペンで絵を描いて登録された好きな送信先に送ることができます。真剣に書いてますね。
これ嫁さんに届いたママの似顔絵です。
ちゃんと目と口がありますね。ニコニコ笑ってるし。
そんなのあたりまえでしょって？
実は息子くん、ずっとお絵描きが苦手だったのです。保育園の壁には手足や顔が書かれたいかにも子供らしい作品にまざって、筆圧薄く試し書きのような殴り書きの息子くんの謎の抽象画がよく展示されていました。
やっとちゃんと顔が書けるようになったのですね。感動です。
それにしても泊まり勤務で会えない時に息子くんから手書きメールが届く。こんな日がこんなに早く訪れるなんて思っていませんでした。ありがとう。しまじろう！
どうやら解約することなく続けられそうです。