危険生物に惹かれて

 息子くん、最近は危険生物に興味津々で図鑑やYouTubeなどで知識を仕入れては「〇〇って毒があるんだよっ」などと教えてくれます。ちょうど大阪の自然史博物館で「毒」に特化した特別展が始まったので連れて行ってあげました。その名も「毒」展。
 
 場所は大阪長居公園の中。去年の夏、息子くんとふたりで特別展「大地のハンター展」を見に電車で行ったのが記憶に新しいです。今回は嫁さんと3人なので車で行きました。
 
 公園の駐車場は土日は2,000円とお高いので、少し離れた最大料金500円のコインパーキングに停めました。お昼ご飯は公園で食べようと、まずは公園前の人気のパン屋さん「パリーネ」に行きます。店の外まで長い行列ができるほどの人気ぶり。待つこと10分ほど。店内に入ると次々と焼き立てのパンが提供されどれも美味しそう。総菜パンと菓子パンをたくさん買って、持ち帰り用に食パンも予約と取り置きをお願いして店を出ます。
 すぐ横のスーパー、ライフで飲み物を仕入れたころにはもうお昼になっていたので、さっそく公園の木陰で腹ごしらえ。公園は花見客やスポーツイベントに訪れた学生たちなどでたくさんの人出でしたが、公園自体がとても広いので場所探しには苦労しませんでした。焼き立てのパンはどれも美味しくて袋いっぱいのパンがどんどんなくなっていきました。
 

いざ毒展へ

 昨年夏開催の「大地のハンター展」に来た時は、猛獣たちの描かれたポスターを見て「見たい!」と意気揚々と向かったのですが、いざ料金を支払って入館した直後、入り口から見える巨大なワニのレプリカに驚いて「怖い、行かない、帰る」と大騒ぎしました。その時は受付のお姉さんに「こわくないよー」と諫められてなんとかなりましたが、今回は大丈夫でしょうか?
 
入り口に近づくにつれ、前回のことを思い出したようです。
 
「ここまえにパパと来たとこだね」
「はやちゃん、もう怖くないよ」
 
前も入る直前まではこの勢いだったので少し心配
 
今回は巨大な蛇とハチのレプリカがお出迎え。大丈夫か?
 
 
大丈夫でした。蛇の大きなお口をマネしています。
 
 展示自体は、小型生物の剥製や模型、解説パネルなどが主体で生きた動物がいるわけでもないので、3歳児には少しわかりにくかったかもしれませんが、それなりに楽しんでくれたようです。
 
その後、同じチケットで見ることができる常設展に向かいます。ここで恐竜の骨を見たこともよく覚えていて「はやく恐竜のとこ行こうよ」とせかされるように向かいます。
 
 一度行っただけなのに、他の展示フロアのこともよく覚えていて「カミキリムシいたよね」などこちらが覚えていないこともしっかり覚えているのに驚かされます。
 
 全順路をしっかり回った後、「恐竜のところ戻りたい」というのでもう一度戻ってあげて終了です。
 
「今度は生きている恐竜が見たい」
 
とリクエストされました。「もういないんだよ」と言ってもまだ理解できないようです。確かにテレビや映画ではリアルなCGの恐竜が登場し、USJや「おのころアイランド」でも動いている恐竜を見て固まっていた経験があるんですもんね。
 
もう少し夢を見させてあげようと思っています。
 

博物館を出ると、目のまえに広大な植物園が広がっています。

 

親子とも散々歩いたので散策はまた今度ということで、池の近くでのんびりと過ごします。

 

 前回は植物園を出てから遊具のある公園で遊んだこともしっかり覚えていて「公園行きたい」というので公園に向かいます。

 

楽しそうですね。日が傾くまでたっぷり遊んでいました。

 
 以前、こういった博物館は3歳児にはまだ早いかと思っていたのですが、1年近く前のことをこんなにもしっかりと覚えていたことに驚愕です。もっといろいろな体験をさせてあげたいと思いました。
 
ちなみに、今回の感想はというと、寝付かせる際にポロっと本音が漏れていました。
 
「毒の蜂と蜘蛛、こわかった」