そろそろ行ける!?

 息子くんを連れてよく訪れる馬見丘陵公園のすぐ横にある竹取公園。広大な敷地には長~いローラ滑り台や幼児向け遊具があります。1~2歳ごろに何度か連れて行ってあげたことがあり、息子くんにも好評でした。ただ3歳をすぎたころになると幼児向け遊具は少し物足らず、かと言ってローラー滑り台を一人で滑るのはまだ怖いというどっちつかずの状態となったことから足が遠のいていました。

 寒さが緩み、春のきざしが見えてきた休日の朝、ふとここにあるという芝滑りのことを思い出しました。公園の一角に芝滑りができる場所があるということは知人から聞いて知っていましたが、尻に敷くソリの準備などが必要だろうとか、まだ危ないのではなどと勝手に思い込んで近づくことすらしなかった場所です。息子くんももう少しで4歳、そろそろ行けるのではと連れて行ってみることにしました。

なんと全部無料!

 無料の駐車場に車を停めて広い公園を歩いて芝滑りのスポットに向かいます。近づくにつれ管理小屋が見えてきて、しっかりと整備された施設であることがわかりました。貸し出し用のソリもヘルメットも準備されているようです。これはてっきり有料だと覚悟していたらなんと全部無料でした!すごい!


 コースは高さが低く斜度の緩い初級用と、より高く斜度の急な上級用の2つ。初級用は親と幼児の2人乗りが可能ですが、上級用は1名乗り限定で付き添い不可です。

 撮影担当の私を置いて、さっそく嫁さんと息子くんが階段を登っていきます。ここで2人が予想もしない行動に出ます。初級用コースのスタート地点をすぎても階段をずんずん上っていくではないですか?あわてて階段を追いかけて登り「上級コースは2人乗りできへんで」と声をかけます。そして嫁さんからの返事に耳を疑います。

「息子くんが一人でこっちすべるって言ってるねん」

いきなりですか!?あの怖がりの息子くんが…。

 過剰に心配する私をよそに、嫁さんは子を崖から突き落とす獅子のごとくいさぎよく息子くんのソリを解き放ちます。カメラのファインダー越しに見る息子くんの表情は?

わ、笑ってる!?


すべり終わって第一声は
 
「もう一回する!」

楽しそうですね!


 その後何回も繰り返しすべっていましたが、そりを持って上がってあげたり、スタート地点で出発のタイミングを見極めてあげるために付き添いは必須なので階段を上り下りする親の体力だけがひたすらそがれていきました。それとなくローラー滑り台のある別の場所へ誘導してなんとか脱出に成功しました。

園内では梅が咲き始めていました。息子くん、相変わらず撮りたい場所にとどまってなんてくれません。


 今回公園を端から端まで横断して初めて、他にも遊具を発見。舎弟気質の息子くん。面識のない少し年上の男の子兄弟に仲間に入れてもらって遊んでました。

新しいパン屋さんのランチが最高すぎた

 お昼の時間をかなり過ぎて、半ば強引に息子くんを公園から連れ出します。お目当ては近くにオープンしたというパン屋さん「グラン・パネトリー広陵店」。

 
 なんと店内に大きなキッズスペースが併設されていて目の前で子供を遊ばせておきながら食事ができるのです。
 
 店内に入ってテーブルを確保、パンを選びに行こうと息子くんに声をかけましたが「遊んできていい?」とキッズスペースに直行していきました。口コミによるとピザも美味しいとのことで、パンのほか、ピザも注文します。時間が遅かったせいかハンバーガーは完売でした。なお、店内で食べる場合はワンドリンクのオーダーが必要です。

口コミ通り、パン屋とは思えない本格的な美味しいピザでした。ピザだけで結構おなかいっぱいになったのですが、試しに食べた菓子パンも美味しくてついつい手がでちゃいました。

 ちなみに息子くん、ここでもお友達をつくってずっと遊んでました。子供は目の届く範囲で楽しく遊んでくれて、親はゆっくり座って食事を満喫。楽園ですか?ここは。

 最後に公園からこのお店に来る途中にあったいちご農家直営のスイーツ販売所「松尾観光農園」でイチゴソフトクリームを食べて帰ろうと立ち寄りましたが完売でした。残念。

 今日のコースがすっかり気に入った息子くん。親にとっても公園は無料、ランチは最高ということでしばらくこのコースが定番化しそうです。