紅葉を探して

 息子くんの生活発表会を無事終えた次の日の日曜日。嫁さんは息子君の看病で休んだ仕事の遅れを取り戻すために休日出勤。息子くんと二人、秋らしい場所を探して出かけることにしました。地元奈良公園は混雑が予想されるので息子くんが生まれてからは一度も行っていなかった万博記念公園に行ってみることにしました。改めて調べてみると遊具や立体迷路、サイクルボートにおもしろ自転車などと3歳児でも楽しめそうな施設もあるようです。

ランチ用にパンをゲットしてから

 まる一日公園で遊びつくす計画なので、事前に昼食用のパンをゲットすることにします。この界隈に行った際は必ずといっていいほど立ち寄るおいしいパン屋さん「サニーサイド箕面小野原店」にまず向かうことにしました。
 しかし、息子くん、出かける前から若干機嫌がわるく、出発してパンを買うまでで私は疲労困憊です。仕事中の嫁さんに送ったLINEがこちら。
 

その後なんとかパン屋に入り、好きなパンを選んでもらって昼食は確保です。すっかり機嫌も元通り。現金なものです。

意外と遠い駐車場

 とにかく広大な万博記念公園、今日遊ぶメインの場所は幼児向け遊具がそろっていそうな「わくわく池の冒険ひろば」と定め、そこから一番近い駐車場として西駐車場に停めることにしました。
 息子くんが歩行拒否になった場合のことを考えてベビーカーも持ち出します。テントやレジャーシートなど公園セット一式をアウトドアワゴンに積んで持っていこうか迷いましたが、そもそも持ち込めるかどうかもよくわからなかったので置いていきました。いざ歩き始めると一番近いといっても駐車場は外周道路の外なのでそこそこ歩きます。最終的に公園中央部に行ったりすることを考えれば中央駐車場でもよかった気がしました。

紅葉は終わりかけ

 全体的に見るとすでに見ごろは過ぎていたようですが、落ち葉の絨毯など部分的に見ごろの場所もありました。特に西口ゲート入ってすぐの場所がとてもきれいでした。
 
小川を渡る飛び石に挑戦させます。
 

えいっ

 
やったー!
 
 ここは公園のはずれで、西口ゲートから入った人以外立ち寄らないであろう場所なので、人も少なく恰好の撮影ポイントだったのですが、息子くんはさっき一緒に買ったパンのことが気になりすぎて
 
「おなかすいた、ごはんたべる」
 
と撮影に非協力的。いい構図で立ってほしいところにはちっとも立ってくれず、撮影は断念しました。とりあえず「わくわく池の冒険ひろば」を目指し、早めにパンを食べることにしました。
 
 思った以上に広場は広大で、いたるところに家族連れのレジャーシートとテントがありました。公園備え付けのテーブルや椅子はどこも埋まっていました。こんなことなら一式持ってくればよかったと少し後悔しながらも空いている椅子を探します。
 
あちこち走り回って息子くんが、空いてる椅子を見つけてくれました。
 
パンを食べます。やっぱり外での食事は気持ちいいですね。
 
 肝心の遊具は、ひとつが老朽化で使用禁止となっており、唯一人気のピンク色の小山のような遊具はもう少し大きい子たちがひしめいていて気おくれして遊べませんでした。
 
 そんなわけで大型のローラー滑り台などがある「やったねの木」のエリアに移動することにしました。
 途中、綺麗なカエデを見つけて、落ち葉の中から綺麗な葉っぱを選んで「ママに持って帰るの」と大事にしまい込んでいました。
 
 もう少しで公園中央付近まで来るというところで、園内を走る汽車「森のトレイン」を見つけて「これに乗りたい」と言い出しました。
 園内を大きく一周して、要所要所で下車できるこの列車、どうせなら帰るときに利用したかったのですが、ここでグズられても後々面倒なので乗ることにしました。料金は350円、3歳児も同じ料金でした。
 
周遊を開始、園内ではバザーも開催されていました。

普段はショートカットして歩かないような場所もマイクの案内付きで回ってくれるので新鮮でした。
 
 ほぼ一周を終えて終点に近づいてきたころ「ここが紅葉渓です」とアナウンスされた場所が綺麗だったので途中下車しました。
 
逆光に照らされて葉っぱが輝いていました。素敵ですね。
 
なんとかポーズも決めてくれました。
 
そして、また大型滑り台のある「やったねの木」を目指して歩き始めます。
 
途中で「太陽の塔」に立ち寄ります。「同じ顔して」とリクエストしたらやってくれました。
 
 大型滑り台は、よくある「老朽化していてあまり滑らないローラー滑り台」でした。尻に敷くキッズスライダーがあれば全然違うのですが、あいにく車に置いてきてしまったので結局2回滑っただけで飽きてしまいました。そして横に見える立体迷路が気になりだしました。

 

迷路から出られない!

 巨大立体アスレチック迷路「迷宮の砦」は知力コースと体力コースにわかれていて知力コースならば3歳でも付き添いがいれば挑戦可能です。
「ま、知力コースは大人が行けば楽勝でしょう」と高をくくって2名分の1,000円を支払って挑戦開始です。出口を探すというよりも隠された3か所のスタンプポイントを見つけてすべてのスタンプを集めるという迷路です。
 
 息子くん、並んでる間に仲良くなった単独参加の6歳の男の子に「一緒に謎を解こう!」と誘われてすっかり冒険仲間気分でずんずん進みます。障害物もあって大人だと苦戦するところもすいすい行ってしまい見失っては必死で見つけるということを繰り返します。何度も行って行き止まりとわかっている罠にも何度もはまっているのですが、彼らは懲りずに進んでいきます。おかげで大人の体力だけがどんどんそがれて行きます。ただの壁に見える場所が実はからくりスライドドアだったりとただ歩いているだけでは決して見つからないしくみで、大人たちも苦戦していました。なんとか2つまでスタンプを集めましたが、最後の一つがどうしても見つかりません。ギブアップした人用のリタイア出口はいたるところにあるのですが、意地になって出ることができないのです。30分ほど経過した段階で最終的に息子くんがギブアップ。結局スタンプをコンプリートできませんでした。いったいどこにあったんだろう?
 

微妙な自転車広場

 次に目指したのがすぐ近くの「万博おもしろ自転車広場」、変わり種自転車がたくさんあります。1名あたり30分で500円です。

 

 

 

  親子で乗れる2人乗りの変わり種自転車がたくさんあるのですが、いざ乗ってみるとまだろくに3輪車もうまく漕げない息子君に重いペダルを回す脚力はありませんでした。かといって子供対応サイズの椅子に座って身長182cmの私がペダルを回すのは至難の業です。1周するだけで足が攣りそうになりました。もうご勘弁です。

 

一人乗りのコーナーに移動しますが、やはりどれもうまく乗りこなすことができません。結局すいすい乗れたのは…

 

いつも乗ってるストライダー

 

それ、持ってるし!

お金払って乗る意味ないし!

息子くんもそれに気づいたのか、制限時間にはあっさり切り上げて無事退場。

 

 疲れて歩かなくなった息子くんをベビーカーに乗せて西駐車場までの長い道のりを戻ります。駐車料金は土日最大料金の1,600円でした。今回子供連れで初めて行きましたが、だいたいの要領はつかめました。息子くんも気に入ったようでまた春にでも再訪したいと思います。

 

 その後、仕事が終わった嫁さんとExpoCityで合流して爆睡中の息子くんをベビーカーに乗せたまま買い物をした後、食事をして帰宅しました。私のiPhoneの歩数計は17,000歩近く。とにかく歩いた一日でした。