淡路ワールドパーク ONOKORO

テーマ:

新しい遊園地を探して

 土日勤務が多く、息子くんと休日をゆっくり過ごす機会がなかなか取れないなか、やっと休みが合った日曜日。天気予報は晴れ。ここは張り切って行ったことがない遊園地に連れて行ってあげようと考えたなか、白羽の矢が立ったのは淡路島。明石海峡大橋のおかげで関西圏からのアクセスが良好な割に小旅行気分も味わえ、新鮮な海の幸の料理で嫁さんも満足できるだろうとの目論見です。淡路島には「明石海峡公園」や「イングランドの丘」など有名な観光スポットがありますが、今回は息子くんの大好きな乗り物重視で「淡路ワールドパーク ONOKORO」にしました。

たこせんべいの里に寄り道

 遊園地の最寄りICとなる、神戸淡路鳴門自動車道の「津名一宮IC」を出てすぐのところにある「たこせんべいの里」にまず立ち寄ります。私は遊園地に心が急いでいたのですが、嫁さんの「ここは夕方5:00で閉まるから先に行っておいたほうがいいんちゃう?」との提案で先に寄ることにしました。
 
 ここは淡路島に来た際は必ずと言っていいほど立ち寄る場所で、工場併設の販売所でいろいろな種類のせんべいを試食できて無料のコーヒーやお茶も飲むことができます。新型コロナウイルスの流行以前は観光バスが駐車場に並んで観光客であふれかえっていましたが、ちょっとひっそりした印象でした。感染症対策で新しく試食専用ブースができ、手を触れずに試食品を取り出せるように工夫されていました。
 
 我々がここで買うのは各種せんべいがたっぷりまとめて袋詰めされていて540円と大変お得な「いろいろ」一択。実家や職場のおみやげ用にとまとめ買いします。

到着、入園料は?

 
 駐車場は無料、入園料はその場でスマホでアソビューの前売りを買って大人1名1,200円。それとは別に「のりものフリーパス」を1名あたり3,000円で購入しました。2歳の息子くんはすべて無料です。フリーパスは対象外のアトラクションもあり、果たして元がとれるかどうか判断に迷いましたががとりあえず買うことにしました。息子くんが同じ乗り物に何度も乗りたがったりしたので、結果私たちの場合は正解でした。

ひろびろ、そしてゆったり

 中は想像以上にひろびろとしていて、混雑もしておらずゆったりしていました。いい意味での昔ながらの遊園地で2歳の息子くんにはぴったりの場所でした。日曜日というのにアトラクションもほとんど並ぶことなく楽しむことができます。
 
園内には恐竜のオブジェがたくさん並んだ恐竜ゾーンもありますが
 

恐竜大好きな息子くんも動いて声が出る実物大の恐竜に完全にビビッて親にギュッとしがみついて近づこうとしません。

 

怖くないはずのトリケラトプスでも恐る恐るのこの反応
 
よくわからない恐竜オブジェもあったりして
 
とりあえず、お約束。
 
息子くんもこういうのは怖くないようです。
 
他にも撮影に使えるオブジェがたくさん置かれていました。
 
うまく表情を作ってくれるようになりました。
 

幼児にぴったりのアトラクション

 ここは2歳児でも親同伴で乗れるアトラクション多数で、その「ゆるさ」が息子くんにはぴったりでした。
 
これは緩い急流すべりの「ウォーターパレード」
レッツー、ゴー!
 
ひゅーん
 
ばっしゃーん
 
この笑顔だけで、入場料金もなにもかも回収しておつりがきました。
 
乗り物に装備された水鉄砲でいろんな的を狙う「ウォーターショット」
 
発射ボタンを押し込む指の力が足りなくて、この時は嫁さんが補助していますが、その後手のひらでパーンと押す方法をうまく嫁さんが伝授していました。
 
真剣に狙いを定めます。
 

園内ところどころに罠が

 「フリーパスを買ったので乗り物は余裕だね」などと思っていたら園内ところどころに罠がありました。逆に小さい乗り物は有料なのです。たとえばこのトーマス。300円入れると2周します。乗りたいと言われたら乗せるしかないでしょう。っていうか絶対言うに決まっているでしょ。
 
ご機嫌だからいいんですよ、いいんですよ。

 

 こういうのが一か所にまとまっていたら、そこをうまく避けるのですが、うまい具合に園内に散らばっています。商売上手ですね。

 

 本物そっくりにショベルカーを操作できる遊具(これも300円)も見つかってしまいました。とりあえず近く回転木馬の搭乗のタイミングだったので「あとでね」と約束して先に回転木馬に乗せましたが…。

 

「ショベルカーがいいのっ」と号泣です。

 

 

お馬さんにまたがろうともせず馬車に座ったままずっと泣き叫んだまま回っていました。

 

 そして約束通り、ショベルカーに乗せてあげて事なきを得ます。実際に土を掘れるので楽しいです。真剣ですね。

 

コーヒーカップの「フレンチカフェ」でも大はしゃぎ

 

「ファンタジートレイン」で童話の森を一周します。

食事がおいしい海の見えるレストラン

 昼食は園内にある、海が見えるレストラン「イル・マーレ」にしました。「所詮遊園地にあるレストランなんて…」と思っていたら、他のお客さんが食べているのを見ただけで、「ちゃんと」作っている料理であることがうかがえます。しらす丼など海の幸の料理も美味しそうでしたが、「海の幸は夜のお楽しみに取っておこう」との嫁さんに案に賛同して親はハンバーガー、息子くんはお子様ランチにしました。
 
からあげを美味しそうにほおばります。
 
ハンバーガーもチェーン店ではなく専門店クオリティの美味しいものでした。
 
レストランを出ると海です。
 
クラッシックカーに乗って世界の建築物をめぐる「ロマンチックドライブ」
 
世界の有名な建築物がミニチュアで再現されています。
ま、こういうのは彼にとっては「なんだこれ」ですよね。大人が見ても「ふーん」なんですが。
 

親の体力がそがれる「芝滑り」

のりものフリーパスが使える「芝滑り」。
15分間、何度でも滑ることができます。
 
怖がりの息子くんも、ママの膝上には絶対の信頼を寄せているので大はしゃぎです。
 
何度も階段を上る親の体力だけがそがれていきます。15分の時間がきたらそりを返却する必要がありますが、フリーパスなのでまた借りなおすことも可能です。そんなシステムに気づかれる前にそっとこの場を離れ、ゆったりとボートで巡る「ワールドクルーズ」で親が休憩します。
 
 
そして、全長700mのコースを自由に走れるエンジン付きのゴーカート「ベイサイドカート」にも乗りましたが、残念ながら写真は撮れませんでした。
 
因縁の回転木馬も今度は機嫌よく乗ってくれました。
 
 せっかくだからフリーパスで乗れる乗り物は乗りつくそうということで観覧車にも乗ったり、気に入ったアトラクションをリピしているうちに閉園時間が迫ってきました。さんざん遊びつくした感で息子くんもそれほど抵抗することなく遊園地をあとにすることができました。時間はもう5時近く。「たこせんべいの里」先に行っておいてよかったです。

最後にやらかして…

 息子くんは一日遊びつくして大満足。あとは帰り道の高速にある「淡路ハイウェイオアシス」で美味しい海の幸のごちそうをいただく親のご褒美タイムです。しかしあろうことか高速に乗ってラジオに気を取られていた私はSAへの出口をうっかり通りすぎてしまいます。「出口を通り過ぎたら次の出口で申告」みたいな看板もありどこかで降りて戻ることはできないのかと焦っているうちに明石海峡大橋が見えてきました。嫁さんも観念して「もう戻らなくてもいいよ」と一言。
最後にやらかしてしまいました。
 
…また来ようね

後日談

 今回、新しい遊園地開拓ということではるばる淡路島まで行きましたが、そう言えば関西には有名な「ひらパー」(ひらかたパーク)があったじゃないですか!嫁さんに言うと「そやで、なんでわざわざ淡路島なん?って思ってた」だそうです。
つぎはここですね。