じわじわと迫ってきて
保育園の連絡掲示板で0歳児クラスで手足口病1名罹患と書かれていたのを見たのが2週間ほど前でした。
手足口病が季節外れの大流行をしているとのニュースを見た直後で、0歳児クラスとは朝夕の延長保育の際に先生も子供も一緒になってしまうので危機感を募らせていたところ、ついにうちの子のクラスも2名罹患との掲示。
包囲網は狭まり、じわじわと迫ってきていました。
手足口病とは
乳幼児にみられる、手、足、口に小さな水疱が生ずる伝染性のウイルス性感染症です。口の中の水疱がつぶれた後の口内炎が痛くて食事を受け付けなくなり脱水症状を起こしたり、爪がはがれたりする(マジですか!?)のだそうです。また、大人にも伝染る可能性があり、その場合は重症化しやすく治りも遅いとのこと。高熱、嘔吐、下痢、全身の爪がはがれるといった恐ろしい症状があげられています。
予兆?
息子くん、発熱の2日間前からイヤイヤ期の言動が大幅にパワーアップしていました。登園時、朝からパジャマ脱がない、オムツ脱がない、オムツ履かない、服着ない、歯磨かない、靴下履かない、靴履かない、外行かない、歩かない、車乗らない、車降りない、保育園入らない…。すべての行動に対して「しない」で、その都度大暴れしました。強制しようものなら大声で叫びます。
「もうイヤァァッァァッー、ギャァァァァッー」
虐待を疑われても仕方ないぐらいに絶叫が響き渡っていました。
これ、もしかしたら予兆だったのかもしれません。
「もうイヤァァッァァッー、ギャァァァァッー」
虐待を疑われても仕方ないぐらいに絶叫が響き渡っていました。
これ、もしかしたら予兆だったのかもしれません。
発熱、園からの呼び出し
そして木曜日の夜、いつもならなかなか寝ようとしないのに自分から「寝る」と抱き着いてきて即寝落ちしました。明けて金曜日の朝、熱を計るといつもより高めの37.0度。食欲は普通にあり、目の下に隈のようなものが見受けられましたが、体調のせいなのか朝から泣きはらしたせいなのかよくわからないまま保育園に連れて行きます。超イヤイヤ行動が収まって保育園での朝の準備作業中もずっと抱っこをせがむぐらいに甘えてきていました。
そして11時過ぎ、仕事中の嫁さんのスマホが鳴りました。園からです。
「発熱38.9度です」
嫁さんは仕事を切り上げて迎えに行きます。かかりつけの小児科の午前診には間に合わず、夕方の診療となりました。保育園で手足口病が流行している旨は伝えましたが、元々手の甲には皮膚科で治療中の小さな発疹があったこともあり、確定には至らず「手足口病またはウイルス性の何かの感染症による発熱」というあいまいな診断になりました。熱は37度台に下がり、息子くんの食欲もあり、なにより元気そうです。「このまま平熱に戻れば週明け登園可」との医師の診断でした。
そして11時過ぎ、仕事中の嫁さんのスマホが鳴りました。園からです。
「発熱38.9度です」
嫁さんは仕事を切り上げて迎えに行きます。かかりつけの小児科の午前診には間に合わず、夕方の診療となりました。保育園で手足口病が流行している旨は伝えましたが、元々手の甲には皮膚科で治療中の小さな発疹があったこともあり、確定には至らず「手足口病またはウイルス性の何かの感染症による発熱」というあいまいな診断になりました。熱は37度台に下がり、息子くんの食欲もあり、なにより元気そうです。「このまま平熱に戻れば週明け登園可」との医師の診断でした。
手足に発疹、そして
土曜日、まる一日家で安静に過ごさせます。安静といっても息子くんは平熱に戻り元気を持て余した感じで、屋内でめいいっぱい遊びに付き合わされました。ただ手の発疹が少しひどくなってきたような気がしていました。
そして夕食時、大好きな豚の生姜焼きと一緒にごはんを一口食べたあと、なんとも不安そうな顔をしてベビーチェアを自ら降りて私の膝に乗ってきました。そしてぽつりと一言
「お口痛い」
生姜焼きは少しずつかじりながらほぼ完食。白米は痛いのかほとんど残しました。冷たく柔らかいものがいいとのことなので買い置きのリンゴと野菜のジュレ(カゴメ 野菜生活100 1食分の野菜ジュレすりおろしリンゴ)を与えたところおいしそうにほとんど食べてくれました。これで脱水の心配はありません。
そしてお風呂に入れた嫁さんが、足のふくらはぎあたりの発疹も発見。手の発疹も明らかに増え、手+足+口のコンボが揃いました。夜はすんなり寝付いたものの1時間おきぐらいに起きては苦しそうな声をあげて泣く状態でした。痛かったんだと思います。
翌、日曜日となると口の痛みも治まってきたようで、ごはんも食べるようになってきました。ただ、いくら元気で平熱でも明らかに発疹が残った状態で保育園に連れて行くわけにはいかないので、月曜日朝に嫁さんに仕事を休んでもらい小児科を受診してもらいました。
これは日曜日の手の状態。酷くなる前のあまりグロくない写真を小さく掲載しますが閲覧注意です。
そして夕食時、大好きな豚の生姜焼きと一緒にごはんを一口食べたあと、なんとも不安そうな顔をしてベビーチェアを自ら降りて私の膝に乗ってきました。そしてぽつりと一言
「お口痛い」
生姜焼きは少しずつかじりながらほぼ完食。白米は痛いのかほとんど残しました。冷たく柔らかいものがいいとのことなので買い置きのリンゴと野菜のジュレ(カゴメ 野菜生活100 1食分の野菜ジュレすりおろしリンゴ)を与えたところおいしそうにほとんど食べてくれました。これで脱水の心配はありません。
そしてお風呂に入れた嫁さんが、足のふくらはぎあたりの発疹も発見。手の発疹も明らかに増え、手+足+口のコンボが揃いました。夜はすんなり寝付いたものの1時間おきぐらいに起きては苦しそうな声をあげて泣く状態でした。痛かったんだと思います。
翌、日曜日となると口の痛みも治まってきたようで、ごはんも食べるようになってきました。ただ、いくら元気で平熱でも明らかに発疹が残った状態で保育園に連れて行くわけにはいかないので、月曜日朝に嫁さんに仕事を休んでもらい小児科を受診してもらいました。
これは日曜日の手の状態。酷くなる前のあまりグロくない写真を小さく掲載しますが閲覧注意です。
確定診断
月曜朝に嫁さんが小児科に連れて行って手足口病の確定診断となりました。発疹はすぐに綺麗には消えず1ヶ月ぐらいかかること、1ヶ月ぐらいたったころに爪が剝がれてくる可能性があること(やっぱりそうなんですね)などの説明を受け、発熱しておらず食事もとれて元気なら通園可との診断をもらいました。病院の帰りにそのまま保育園に預けて、嫁さんは出社できることになりました。
そして私にも異変が
少し時間が戻って、日曜夜のこと。泊まり勤務中に突然謎の寒気に襲われました。インフルエンザの初期のような感じで、ヤバい病気の前兆であることは疑いありませんでした。寒気が収まってきたころにじわじわと熱もあがりはじめ、深夜2時の業務終了後にタクシーでの帰宅を要請しましたが、会社に却下され社内で仮眠します。熱は38.8度まであがりました。そして翌朝になっても熱は下がらず、引継ぎ要員が出社してきた段階で早退しました。電車での帰り道も寒さで震えが止まらない状態でした。症状は寒気と発熱、全身のダルさと頭痛で、くしゃみや咳、喉の痛みといった風邪の症状などはありませんでした。
帰宅後、かかりつけの内科の午後一番の診察を受診。診断結果はなんと手足口病でした。のどに潰瘍状の発疹が複数出てきているのだそうです。この段階では自覚症状はなかったのですが、その後痛みを感じるようになり、今は食べ物もうまく食べられないぐらいに痛くなっています。まる1日続いた38度台後半の発熱はその後収まりましたが、顔、そしてうなじあたりに発疹が出てきてヒリヒリ、チクチクと地味に痛いです。「大人でも免疫の落ちている人などにまれに感染する」とのことでしたが、見事に伝染ってしまったようです。そう言えば、息子くんの食べ残しなどを食べた気もします。不注意でした。
大人のほうが重篤化しやすいとのことで、大人の感染についてはこの記事がわかりやすいです。
大人も数か月後にやっぱり爪が剥がれるんですね。震えながらその時を待つことにします。もし子供さんが手足口病になったら、親も最大限の警戒態勢をとることをお勧めします。