海の生物を見せてあげたい

 嫁さんは海が好きで、シャチだのサメだのといった海の生物も大好きです。息子に着せる服もサメやくじらのイラストが入ったものばかりで、保育士さんからも「息子くん、海の生き物が好きなんですか?」と聞かれる始末です。母親の趣味なんですが…。
 
 イラストやぬいぐるみ、ビデオ映像ばかり見せているので、実物を見せてあげようということで水族館に行くことにしました。関西で水族館と言えば海遊館が有名ですが、もう少しアットホームで体験型の須磨海浜水族園、通称「すますい」に決めました。
 

入場は事前予約制

 新型コロナの影響で入場はWEBかはがきによる事前予約制です。思い立ったのが当日の朝でしたが当日の予約もOKでした。入場料は休日大人1,300円とリーズナブルです。昼前ぐらいに到着しましたが、駐車場はまだまだ空きがありました。館内も混雑といった感じではないですが、赤ちゃんや子供連れでそこそこにぎわっている感じです。
 
入場するといきなり大水槽がお出迎えです。
 
サメもいます
 
興味を持ってくれたようです
 

ずぶ濡れ「イルカライブ劇場」

 人気のイベントにイルカショーの「イルカライブ劇場」があります。新型コロナの影響でことごとく体験型イベントが中止になっている中、これだけは座席間隔を間引くなどして開催していました。
 
 ショー開始の25分前ぐらいに混み具合を覗きに行くと、すでに着席可の座席はほとんど埋まっていました。あきらめて戻ろうとするとセンター前列の絶好のシートがいくつか空いていました。あわてて場所を確保して嫁さんたちを呼び寄せます。嫁さんたちが着席したあとに流れたアナウンスを聞いて座席が空いていた理由がわかりました。
 
「前列中央ブルーのシートは大量の水がかかる席となります!」
 
今座っている椅子、青いですね。よくみると足元にも水たまりがたくさんあります。「どうしよう」とうろたえる私に嫁さんは「暑いから水かかるぐらいでちょうどいい」と漢気ある発言。さすが。200円で売ってくれるというレインポンチョも当初買う気はなかったのですが、「かかるのは海水です」と言われた瞬間に2つ買うことにしました。一つは背中をビリビリ破って赤ちゃんと一緒にくるまるようにしました。せっかく持参したカメラもバッグ底に隔離します。すり鉢状の会場の下のほうは風も抜けず、ビニールポンチョをかぶるとサウナのような暑さです。直前まで被らないようにしました。息子も暑そうにしていてうちわでも持ってくれば良かったと思いました。
 
 ショーが始まってすぐ、冒頭のつかみの部分でいきなりずぶ濡れです。息子も顔面にバシャーっと海水を浴びてました。それでも泣くわけでもなく目のまえで繰り広げられる不思議な光景を難しい顔をして最後までただひたすら凝視していました。大人も十分楽しめる素敵なショーでした。
 
 その後も大小さまざまな海の生物をご機嫌に見て回り、最後にイルカのぬいぐるみを買ってもらってご満悦です。
 
 遊園地も併設されていましたが、暑さと子供の疲労を考えてここで帰ることにしました。入場料もリーズナブルなのでまた今度行こうと思えるのがいいですね。新型コロナ騒ぎが収まって体験型のイベントが復活したころにまた訪れようと思います。