転落寸前!

 我が家では食事の際にハイチェア(ストッケのトリップトラップにベビーセットとトレイを装着)に座らせています。先に赤ちゃんに食事を与えて、次に親がすぐそばで食事しています。いつものように赤ちゃんの食事が終わり親が食事していた時のことです。ほんの十数秒目を離しただけだったのですが、目にした光景に心臓が止まりそうになりました。
 
足を抜いて座面とトレイの上で四つん這いになってぶんぶん尻を振っていたのです!
 
そのままいつでも床にダイブできる体勢です!
 
 足元にある黒い連結棒に足をのせて立ち上がろうとする仕草はよくやっていましたが、まさか一瞬で両足を抜いて座面に立ち上がろうとするとは思ってもみませんでした。
 
 長年売られていて、安全性に厳しいヨーロッパの製品なのにこんな危険なことが起きるなんてと思って調べてみると、ちゃんとメーカーから安全ベルトのハーネスが発売されていました。ただ定価が6,600円と単純なベルトにしては高価です。他の人のブログ等を調べると安い他の汎用品で代用している人もいてどうしようかと考えながらも日数が経っていきました。もちろん椅子に座らせる際はそばにいて目を離さないように注意していました。

目の覚める一言

 このハイチェアは両親からの出産祝いでもらったもので、実家に帰省するときは披露もかねてわざわざ持って行ってました。先日帰省した際に保育士歴35年近い姉も同席していました。食事の際、椅子から立ち上がろうとする仕草を見ていたようで帰る際に「立ち上がろうとしていたから、足を乗せる板の高さをさげたほうがいいよ」とアドバイスされました。前回帰省した時も同じようなことを言われて足板は下げていました。「足板を下げても、連結棒に足を乗せて立とうとするから効果ないねん」と返したのですが、その時に返された一言に目が覚めました。
 
「今、4歳児クラスの障害児を見てるんやけど、その子は1歳の時に椅子から落ちて障害を負ってん。今まででそんな子を二人知ってるからくどいくらいに言ってるんやで」
 
 ドキッとしました。危険性を感じながら何をやっていたんだろうと。嫁さんも帰りにハーネスを買って帰ろうといいましたが、コロナ騒ぎもあるので、翌日仕事帰りに買って帰ることにしました。安い汎用品で思いもしないトラブルが起きるのも怖いので純正にすることにしました。値段なんて関係ありません。
 

取り付けは簡単、装着はちょっとコツが必要

 ハーネスを取り付けるためのプラスチックのパーツをセットするために一度座面の板を外す必要がありますが特に難しいわけではありませんでした。
 
追加した白いパーツにベルトのフックをひっかけます。
 
ベルトは腰と肩にまわす構造のため複雑です。
 
 装着時は股の間に一本ベルトを通す必要があり、上の写真のようにベルトを背もたれの部分にひっかけて整えておくなどのこつが必要ですが、慣れれば苦にはなりません。
 
片方のバックルは留めっぱなしでOKでもう片方のバックルをはめればセット完了です。
 
 ベルトをされても特に嫌がることもなく今まで通り機嫌よく座ってくれます。今まで通り立とうしてベルトに邪魔されても素直にあきらめている感じです。