遠足が中止になって

 息子くんが通う保育園の今年の目玉行事のひとつに「芋ほり遠足」がありました。「信貴山のどか村」までバスで行って芋ほりをするというものです。この日のために軍手、お弁当箱、レジャーシートなどをそろえて準備は万端でしたが、当日の天気予報はあいにくの雨。行先が商業施設内のプレイランドに変更となってしまいました。

 

 息子くんはそれはそれでとても楽しんで帰ってきましたが、私は少し残念でした。というのも小さいころのことなんてほとんど覚えていない私ですが、幼稚園の時に行った芋ほり遠足だけは強烈に印象に残っているからです。友達とバスで出かける非日常体験に加え、畑で芋を自らの手で掘り出す宝探しのワクワク感などが50年以上経っても消えない記憶を刻み付けたんだと思います。

 

 そんな体験を息子くんにもさせてあげたかったので、せめて家族で芋ほりに行こうということで、11月の3連休の最終日にのどか村に向かいました。

 

 ちなみにのどか村での芋ほり自体は息子くんが1歳の時に連れて行っているのですが、5歳となった今確認すると全く覚えていないんだそうです。ま、そんなもんですね。

 

 この時期、のどか村は9:30オープンです。出発に手間取りオープン時間を少し過ぎて現地に到着しましたが、駐車場にはまだ余裕がありました。園内の広場にテントで場所取りをして荷物を置いてからさっそく芋畑に向かいます。

 

料金は2株で600円。軍手やクワなどは貸してもらえますが、子供サイズはないので遠足用に用意した軍手を持参しました。用意されている大人用の軍手はかなり汚れており結局爪の間に泥が入ってしまうことは過去に学習済みなので、大人は用意したニトリルグローブを下にはめたうえに軍手を装着します。

 

おそるおそる、なでるように土を払い芋を探します。

 

 まるで化石発掘のように丁寧に掘り進む様子を見ていた農家のおじさんが業を煮やして大きなシャベルでザクっと底から掘り起こし後はツルを引っ張るだけの状態にしてくれました。

 

ズボっと一気に抜けました。

 

あっという間に2株収穫

 

 続いて、大根も収穫して広場に戻ります。虫探しをしたいという息子くんを連れて園内を散策。アスレチック広場を見つけました。

 

11月だというのにまだ暑く、木陰がちょうど気持ちいいです。

 

ドラえもんの公園に出てくる土管そのまんまですね

 

とても気に入ったようです

 

最近カメラを向けると変顔しかしない息子くんですが、こういう時は自然な表情を見せてくれます。

 

その後も広大な広場でボール遊びをしたり、のどかな村を満喫した一日でした。