園生活最後の発表会

 0歳児クラスから通い続けている保育園も来春で卒園です。園生活最後の生活学習発表会が行われました。劇に歌に合奏に、そして年長クラスの目玉、和太鼓の演奏とメニューは盛りだくさん。日々熱心に取り組んでいる様子が園からの便りや息子くんからの報告などでひしひしと伝わってきていました。例年より早いインフルエンザの大流行に気をもみながらも、なんとか元気なまま当日を迎えます。冒頭の園長先生のあいさつによると晴れて全員出席とのこと。ほんとよかったです。

 

和太鼓、そして少しの後悔

 年中だった昨年の生活学習発表会で年長クラスの和太鼓演奏は鑑賞済み。一糸乱れぬ圧巻のパフォーマンスに度肝を抜かれると同時に、うちの子が来年こんな大舞台をちゃんとこなせるようになるのか不安になったことをよく覚えています。

 

 

 今年のプログラムでは冒頭にいきなり和太鼓がきました。演目は「会津磐梯山」。スマホでの動画記録は嫁さん、カメラは私と役割分担して演奏に備えましたが、運悪く私たちの座席からだと前の子のちょうど真後ろにくる配置となっていて顔すらまともに見えない状態でした。嫁さんは開始早々にスマホ撮影をあきらめました。私は望遠レンズをつけたカメラのファインダー越しにスナイパーのように息子くんの顔が見えるタイミングを逃さないように狙い続けます。前の子が腰を落とすポーズを取った瞬間、彼を捉えます。とにかく彼の晴れ姿を記録するのに必死でした。

 

そして気が付くと演奏は終わっていました。

 

 すぐに後悔の念に駆られました。ファインダー越しに写真を撮るのに夢中で、演奏を、全体のパフォーマンスをちゃんと見て、感じていなかったのです。昨年あれほど感動したのは、自分の子が出ていないので撮影に気を取られることなくこの眼で見て、感じたからだったと思います。やはりスマホやカメラの小さな画面越しではなく直接観て、演技を演奏を体で感じるのが一番だと思いました。もちろん今年の演奏も完璧だったと思います。でも悲しいことにどんなのだったかもう思い出せないのです。どうしてももう一度観たくて帰宅後にそっと業者による高価な記録映像販売を申し込みました。

 

「村人」登場

 劇のお題目は「じゅげむ」、息子くんの役は「村人」と本人から事前に聞かされていました。今年は気楽な役だなと思っていたら、長ーい名前をすらすらと読み上げて解説する大事な役。大きな声で、滑舌もよく完璧にこなしていました。

 

将来の夢は?

 ピアニカによる演奏の後、合唱と続きます。「きみのこえ」に続き「てをつなごう」では歌の途中に一人ずつ将来の夢を発表していく演出になっていました。警察官、ケーキ屋さん、いろんな夢が語られていくなか、最後から2番目にようやく息子くんの番がまわってきました。

 

「○○○○は、建築家になって大きいホテルを作って、みんなの笑顔を見たいです」

 

 

 力強い声で、はっきりと会場に届きました。大阪・関西万博を体験して建築家になりたいと語っていた夢、ずっと持ち続けているのですね。そして合唱もフィナーレに。もう感動で涙が止まりません。

 

 こうして保育園生活最後の発表会は無事に幕を閉じました。これだけの演目を完璧こなせるように日々指導してくださり、園児全員が輝ける素敵なステージを用意してくださった先生方に感謝です。

 

そして緊張から解き放たれた園児たちは、会場の外で元気に駆け回っていました。

息子くんは女子3人に追いかけられていました。