一番最後の追記のみネタバレです(編集済み)
(C)2022 ebi-hime
(C)2022 Ratalaika Games S.L.
ノベルゲームなので、ネタバレ無しのクリアした後の大まかな感想のみを書こうと思います。
結論からいうと、とても面白かったです
キャラクターが良かった
美人で完璧なメイドだが、飄々としていてつかみどころのないタオファ
何よりも、主人公ロリーナの相手キャラであるタオファのキャラがとても魅力的に描かれていました。
ロリーナは他のメイドや悪ガキお嬢様から、かなりエグい嫌がらせを受ける立場ですが、そんな中颯爽と現れてロリーナを助けてくれる、いわばこれ系の作品にはよくある「お姉様キャラ」みたいな立ち位置です。
タオファは作中で目立つ容姿やその言動から、周りの人々から好奇の目で見られており、ストーリー後半までは自分のことを一切語らないミステリアスなキャラ。
しかし、それがストーリーの興味を引き、後半で彼女の過去が明かされると…
作者のキャラを魅力的に見せる構成がとてもうまく、後半は3時間くらい一気に読
みました
(ただ、中には本当に不愉快なキャラもひとりふたり…)
そして、タオファだけでなく意外とロリーナと相部屋のサブキャラもいい味を出していた
BGMが良かった
クリア後閲覧可能になるエクストラ
このゲーム音楽も良かったのです。
世界観に合っていて、良曲ばかりだった
独特な文章表現
欠点があるとしたら、翻訳が少々分かりにくい部分があるのは否めません。
表現が少し回りくどい所があり、最初は頭の中にすんなり文章が入って来ない部分もありました。
また、これは元々なのか翻訳の関係で過激な表現になっているのか、主人公ロリーナが時々暴言をはきます。
もはやギャグ
最初と印象が違った
この作品がストアで目に留まったのは、やはり一番最初の一枚絵の迫力。
しかし実際にやってみれば、思った以上に丁寧にシナリオが練られていて、キャラクターの心情描写も的確なので、しっかりした恋愛物語として最後まで楽しんで読んでました。
上で書いた翻訳の問題や、イベントで出てくる一枚絵に少々バラつきがあったり、
欠点もあったのですが、最後はいつの間にかロリーナとタオファの2人を好きになっていたので、全て良し
(クリア時間約8時間)
(トロフィーは一回エンディングを見れば全て取得可能)
追記……※ここからネタバレがあります
PS4版でプレイしたのですが、クリア後に解放されるエクストラの右横のカーソルが動かないという現象になりました。
「ノート」の項目以外でカーソルが上下に動かないため、下にスクロールすることができません。バグ…?
あと、このゲームの目玉キャラといえば、弱冠12歳のクソガキお嬢様コンスタンス
最初は性悪でも改心する展開かと思いきや、むしろ最後の最後でロリーナに作中一番の酷い仕打ちをするという悪魔の所業。
なんと出番はそのまま終わり、本当に最後まで意地悪キャラのまま終わります。
しかし、ここまで酷い性格なのにどこか憎めなかったコンスタンス。
ロリーナがタオファと出て行った後、ちょっとは後悔したのだろうか