タックルハウスのK-Tenリップルポッパー140は外洋など大場所での実績が多い。
写真中央がリップルポッパー140、BKRP140。シーバスルアーフィッシングの黎明期から専用ルアーを製造していたタックルハウスのルアーだけあり、リップルポッパーも歴史が長い。40年くらい前からのウッドボディーKRPが原型で、プラボディーのBKRPになって改良されること現在では3世代目だが、40gもある基本的なファットボディーは今でも変わらない。
スズキのルアーフィッシングでK-Tenを知った30年ほど前、サーフで使うのはフローティングのBKF115、140だったが、スイミングポッパーのBKRPを知り、その中でも最大サイズのBKRP140を見て驚いた。紛れもないシーバス専用ルアーなのだが、こんな大きいルアーに本当にスズキが食うのか? と思ったものだ。
結局ただでさえ釣果の安定しないサーフの秋冬の1シーズンを意地になってほぼルアーで過ごし、一般的なフローティングミノーや、より小型のBKRP115(115mm)と遜色ないバイト率があることが分かった。特に岩礁帯など根掛かりの多いシャロー帯での信頼感は絶大だった。
だが、トップのルアーにありがちだが、バイト率に反してフックアップ率が少々悪く、根がかりの心配がないところではミノーを選択することが多かった。引き抵抗もそれなりに大きく、同じトップでもより小型ルアーの方が体力的に楽だった。なんだかんだで、余程荒れているシャロー帯で部分的に使う、というパターンだった。
で、比較的波の少ない11月末のサーフ。ルアーをひととおりキャストするがバイトなし。
ま、試しに投げてみるか、とBKRP140の1投目。これだよ....
釣果
スズキ(75cm)
タックル
ロッド:10エクスセンス S1000MH/R ワイルドコンタクト1000
リール:20ツインパワー4000
ライン:バリバス/ハイグレード PE1.2号(4本撚)
リーダー:デュエル/BIGフロロカーボン 5号/1.2m(FGノット)
スナップ:オーナー/クロスロックスナップ#1(ユニノット)
ルアー:BKRP140-114アジホロ
1投目で食ったからといってそれに蓋然性があるとは断定はできないし、結局ルアーはデカけりゃいいのかよ、という訳ではないだろう。だが、こんな結果になるから幾ら疲労が溜まろうが、リップルポッパー140は外せないし、こいつをフルキャスト出来るロッド、ワイルドコンタクト1000も要るんだよな。