私のスズキのルアー釣りは9割がたサーフの釣り、それも秋冬の大型狙いが殆ど。他のパターンでのスズキ釣りは殆どやっていない、というか汽水域、淡水の釣りのスキルが低くそれが面白さを超える状況まではいってない。
サーフの釣りでの取り込みは殆どが浜へのズリ上げで、少し立ち込んで浜に戻るのが面倒な時はボガを掛けるのでサーフでネットを持って行くことはない。
サーフ以外の釣りの頻度は少ないが、それでも汽水湖や河川、河口の護岸でやるときはネット、要するにタモを持って行くわけだが、これまでは所謂磯ダモを使っていた。最近はタモジョイントでタモのフレームを折り曲げてコンパクトにし、ライフジャケットに背負ったり、腰ベルトに掛けたりというスタイルがシーバスフィッシングでは定着しているようだ。
だが、私にとって頻度が低い護岸の釣りに金を掛けたくないのもあり、ジョイントなしの磯ダモのスタイルでずっとやってきた。タモは足元に置いておくか近くに立てかけておく方が魚がヒットしたときに直ぐに手に取れるので慌てなくて済む。
ただね、、、、 現場ではこれで困ることはないが、タモが畳めないと車の荷室で場所をとる。ステーションワゴンでも60cm枠のタモは絶妙に邪魔になる。ということで、セールで安かったのでタモジョイントを買ってみた。
タカ産業 ネックホルダー2 CN-101-2
柄はダイワのランディングポール2の5m、安物なので重量もありそもそも背負う気にならない。
タモジョイントをどうやって装着するのかよくわからなかったが、
フレームとジョイントをある程度締め込み、90°の角度にしといてから、
矢印のスリーブで最終的に固定する、ようだ。
が、ちょっとフレームを触っただけでもフレームが回ってしまう。このジョイントのみの問題かと思ったのだが、どうやら他メーカーのジョイントも同じような固定方法で、根本的に回ってしまう構造のようだ。
いい方法はないものか、とホームセンターを物色。
水道のパッキン類と防水用にネジ山に巻くシリコンテープを購入。
内径12外形17のパッキンを内径17外形23のゴムパッキンの中に入れ、
フレームとジョイントの間に入れて、ちょっと硬めの非アスベストパッキン(青い方)をジョイントとポールの間に入れる。
防水シリコンテープも予めネジ山に巻いておく。
これでかなり回りにくくなったが、フレームにちょっと力が加わるとわずかに回る。パッキンの摩擦力で止めているだけなのでどうしても根本的な解決にはならない。本来であればジョイントをT型にしておいてフレームと結束バンドで固定するなどすべきなんだろうが、余り強固に固定してしまうとジョイント自体の破損の危険性があるのだろう。
そもそもこのタモジョイントは従来の磯ダモのネジなどの規格に対応してシーバスフィッシングに適応させたもので、専用規格のものはまだ存在しない。
携帯性に優れたタモジョイントシステムというのはまだ発展途上なのだろう。