年間を通じて新品、中古品を問わず幾多のものを購入するが、「もっと早く買っておけばよかったのに。」と思うものは案外少ない。
大概は自分自身の必要性と価格が微妙なものとか、生活必需品で買わざるを得ないものだ。実は年初に2つ目の20ツインパワーを購入したのだが、自分のサーフのナイトゲーム主体のスズキ釣りでは19ストラディックでも釣果が変わるとは思えない。趣味のものだからそれでもいいのだろうが、はっきり言って無駄遣いだと言われても仕方ない。

「もっと早く買っておけば」と思うものはあるにはあるが本当に少なく、現状でもなかなか思い出せない。が、、、久々にそう思えるものがあった。

第一精工 高速リサイクラー2.0

一端の釣り人なら持ってないまでもそのシリーズの存在は知っているだろう。リールにラインを巻き取る、リールから空スプールにラインを巻き取る、たったそれだけの役目のものだ。実際このテのリサイクラーがなくったってラインの巻きとりはできる。
リールにラインを巻き取るのは1人だと大変だが、棒に貫通させたスプールを両足の指で固定してロッドのバットガイドにラインを通してリールで巻き取れば可能だ。この格好を人に見られるとかなり恥ずかしいのと、足の指がつりそうになるのが難点だが、やりたいことはできる。
空スプールにラインを巻き取るのは電動ドリルドライバーを使えば短時間でできる。が、これは油断してると巻き込みすぎてリールをを急激に引っ張るなどリール破損の危険性がある。

今のシマノのリールはどうなのか知らないが、ちょっと古いモデルは潮を含んだラインを巻きっぱなしにしてるとスピニング、ベイトを問わずスプール腐食の危険があった。それも単なる腐食、というより電蝕と云えるような結構激しい腐食をする。これがステラなどの高級リールでも発生していたのでシマノに対する批判はネットで散見されていた。
オフショアの釣りの後など塩分濃度が濃い状態は特に危険で、釣行毎にラインの抜き取り、塩抜きをしておかないと安心できない。そうでなくてもPEラインの繊維の中に塩の結晶が溜まっているとライン劣化の危険性があり、ラインは塩抜きしておくに越したことはない。

無くても済むものだったので何年も買おうかどうか迷っていたが、このたび購入して使ってみた。

結論、

さっさと買っておくべきだったよ。

ちなみに、スピニングリールにしてもベイトにしてもリール単体を手で持って巻き取りをすると非常に手が疲れるので、

格安のリールシート(冨士工業のパクリ品と思われる)のみを購入し、

この状態で巻き取りをするととても楽にできる。

ネットで1,000円以下で購入できるので、ライン巻き替え頻度が多い人は1つ持っておくと便利。