ルアーで釣れるシーバスの中心サイズはどれくらいなのだろう?
釣りビジョンなどを見てると50-60cmクラスか。

一方スズキという魚は最大で1mを超える大型魚食魚だ。だが、それに近い80-90cmを釣るのはなかなか難しい。

なぜ大きいスズキは釣れないのか?

スズキに限らず大型個体は生存競争を生き抜いてきた個体であり、そもそも数が少ない。ならば中心サイズの50-60cmが釣れる条件でずっと釣り続けていればやがて80-90cmに辿りつくのか? 残念ながらレギュラーサイズを幾ら釣っても80アップは殆ど釣れないだろう。

シーバスフィッシングで60前後が多く釣れるのは単純に数が多いのもあるが、ベイトを追う俊敏性があるのと、ルアーサイズのベイトを捕食できる魚体のサイズだからだろう。
小型-大型のスズキの群れにルアーを投げ込めば、ほぼ俊敏性に優れるフッコ(ハネ)サイズがヒットすることが多くなる。

では、俊敏性に劣る80アップのスズキはどうやってベイトを捕食しているのか?

スズキに限らず大型の魚は俊敏性に劣るが、ステイする場所を独占する権利を持つ。大型の個体はベイトを追い廻さなくても楽に捕食できる場所を独占する傾向にある。

そういうところは何処なのか?

分かっていれば答えは簡単だ。少なくともレギュラーサイズが入れ食いのポイントに大型は居ない。

「大型のスズキを釣りたいなら、入れ食いのポイントから移動できますか?」

これが分かれ目だ。