最近地上波のTVをほとんど見なくなった
もともとスポンサーと予定調和のバラエティー番組を面白いと思わないし、NHKを含めた報道番組も明らかに一方的な力が働いているような報道ばかりが目につく。
ちょっとお金がもったいないが、釣り好きなので釣りビジョンをここ数ヶ月見ているが、これにも気持ち悪い違和感が....
ブラックバスに代表されるルアー釣りだ。私の釣りは岸からのスズキのルアー釣りがメインなのだが、ルアー釣り全般に感じる違和感はナレーションや発言にやたらと挟まれる英語だ。私は帰国子女でもないしバイリンガルでもない、海外勤務の経験もない。TOEICの検定も受けたこともない人間だが、仕事柄30年ほど欧州を中心に海外取引の仕事をやってきた。勤めをしていた頃は毎年2-3回、1か月くらい欧州に行きっ放しで客のところを廻ってきたし、頻度は減ったが個人事業主として在宅勤務で独立した現在でも基本的にそれは変わらない、毎日が英文E-mailとの戦いだ。偶に掛かってくるSkypeや国際電話もこなさなければならない。
で、釣りビジョンのルアー番組。
色んな英語が出てくる。
ライン、ロッド、ガイドなどはまだ仕方ないにしても、ワンド、ストラクチャー、インレット、アウトレット、リザーバー、プリスポーン、アフター、フィーディングエリア、などなど。
なのに、ワンドは英語で言うのに「岬」には英語を使わないようだ。スピナーベイトなどのただ巻きで使うルアー類は「巻き物」。極めつけは竿の手元の部分を「バッド」、糸フケを「ラインスラッグ」などと言う。そんなに英語を使いたければ「岬」も「巻き物」も英語にすりゃいいだろう。そもそも「バッド」=bad(悪い)って意味で「butt」とは全く違う意味だ。「ラインスラッグ」=Line slug ともなるともう意味不明だ。
バス釣りを中心としたルアー釣りの番組にはこんな訳の分からない英語がわんさか出てくる。
バスプロの中で米国のトーナメントに参加してる何人かは勿論間違いは分かっているだろう。ならば英語をロクに知らない日本人の釣り人が使っている英語は違和感を感じまくりではないんだろうか。いちいち指摘するのも野暮なのでやらないのだろう、きっと。
私自身はバスに興味はないので釣りビジョンのバス番組を積極的に見ることはないが、偶に流れているバス番組は違和感だらけだ。使ってる本人が間違った使い方だと理解して使ってれば勿論問題ないし、実際私も使いたくはないが「シーバス=スズキ」、「サーフ=砂浜」と間違った意味で使っているのだが、そんな人らが果たして何割居るのだろうか。少なくともバットのことをバッド、糸フケをラインスラッグという人にそんな理解がないのは明らかだ。
最近はバス番組だけでなくスズキでも産卵前、産卵後と言わずにプリだのアフターだの言う。そのうちヒラメやアジ、オフショアのヒラマサやブリ、イカなんかにもそんなことを言うようになるのだろうか。
バスやルアー番組は視聴してるこちらが何とも気恥ずかしくなる、私にしてみればそんな番組だ。
スカパーはF1がやっと開幕してフジテレビネクストを新たに契約したので、釣りビジョンは今月で解約するだろうからどうでもいい話ではあるが。