さぁ～最後の検証です
前回まではドライバーでの
MOI測定方法を確認して来ましたが
一番長いクラブだけでは無く
一番短いクラブも同じような
誤差になるかチェックしたいと
思いました
そこで一番短い58°でHIバンスの
35.0Inchでの誤差を調べます
グリップキャップラインをHPに
合わせたHP=0の３パターンから
計測して行きましょう
※HPはハングポイント
HP=0・SP=0での前回の計測値は
2606.8kg・cm2で今回の測定値は
2605.0kg・㎝2でしたので誤差は
1.8kg・㎝2の誤差率0.07％
計測方法は正確に出来ています
標準重力加速度での倫理値は
2603.7kg・㎝2で誤差
1.3kg・㎝2の誤差率0.05%
完璧です
続いてHP=0・SP=1の時のMOI値は
2539.2kg・㎝2でHP=-1・SP=1の
時は2546.0kg・㎝2で誤差6.8kg・㎝2
誤差率は0.26%と若干多めですが
問題は有りません
しかし表を良く見てみるとHP=0の時の
振り子時間がほとんど1.835秒に対して
SP=1の時だけ1.832～1.833秒と５回中
3回が速いタイムになっています
明らかに計測エラーの様で振り子時間が
早い所だけMOI値が低い値になってます
振り子時間が他と同様の1.835秒と
仮定すると誤差は3kg・㎝2程度で
誤差率は半分以下になりますので
問題は無さそうです
ドライバーと比較してみると
長いクラブは振り子時間が
長い為に0.001秒に対して
影響は少ないのですが
短いクラブは0.001秒に対して
2～3kg・㎝2程度変化する様です
これは注意しなければいけませんねぇ～
タブレットが少し揺れるだけで数値が
大きく変わる可能性があります
そこ行って0.002～0.003秒と言う
千分の1秒単位ですがこの様に記録を
残すとその辺の確認をしながら
測定出来ますので精度が上がりますね
一番長いクラブと短いクラブで比較して
良かったそうでなければ気が付かない
事だったかもしれませんね
HP=1・SP=1の時の倫理値は
2545.1kg・㎝2で誤差率0.04％
こちらも問題有りません
最後にHP=0・SP=1.5と
HP=1.5・SP=1.5の比較ですが
計測誤差0.2kg・㎝2で倫理値と
比較しても0.03％の誤差率で
まったく問題無し
やりましたぁ～
完璧に精度が良くなる計測方法が
確立しましたぁ～
更に短く握った時のMOI値を導く
SP値の入力方法の検証が出来ましたが
時間が結構かかった事と
妻の冷やかな目にさらされた事を
除けはとても良い勉強になりました
しかしここでハタと気付きました
最初のMOI測定の時に振り子時間の
記録を取っていませんでした
SP値を変更すれば短く握った時の
MOI値が測定出来る事は解ったのですが
振り子測定してMOI値を確認してSP値を
変えてMOI値を確認するのを何回も
しなければ合わせる事が出来ません
倫理値での計算方法が分かっていますので
エクセルに逆算でのバランスポイントの
計算式を作っておけば希望MOI値を
入力すればどれくらい短く握れば良いか
想定が出来ると思います
実測する回数が激減しますね
となると現状での振り子時間を
すべて記録しなおさなければ
倫理値や想定値がでません
まぁ～今すぐ必要な事では
無いので少し時間をおいて
今度は振り子時間の精度も
気にしながら高精度のMOI値を
取得するとしましょう
もう少し勉強すれば鉛を何gヘッドに
貼ればバランスポイントがどの位
移動して振り子時間が何秒になって
MOI値はこれだけ上がりますって
言う逆算も出来るのかなぁ～
って言うかMOI値を設定すれば
鉛は何gですよって出来るのかなぁ～
難しそう
でもそうすれば１回測定すれば
何度でも流用出来て手間減るのに
まぁ～それは置いといて
今年は練習量が少なすぎる状況です
５月のコンペの日程も入りましたので
ペース上げて練習しなくっちゃ
でも今日は
だな
1月下旬からダラダラとマニアックな
ニッチな世界にドハマりして
長文記事が続き読みにくいと思われた方も
多数いらしゃると思います
最後にもう一度お話しておきますが
あくまでもクラブMOIに関しては
おっさんの見解で作った測定器を使い
その計測結果をおっさんなりに検証した
結果でありこの測定方法や検証結果が
正解で正確であると言う事ではありません
あくまでもおっさんが興味のあった事に
対しての備忘録ですのでもし皆様の中で
試してみたいと思われた方はあくまでも
参考程度と御理解頂きます様お願いします