亡父は怖い人であった。
鉄拳制裁は当たり前で、それは僕も僕の姉妹にも容赦はなかった。
今思うと、
ジェンダー平等の
先駆けでした。
まぁ、 \(^^\) (/^^)/ソレハコッチニオイトイテ…
父は実業を営んでおり、ある時父の兄(僕の伯父)から
「どうも自分の息子はシャキッとしてないので
お前さんのところで鍛えてもらえないか?」と頼まれ、
彼(僕のいとこ)を預かることになった。
で、この彼は他の従業員と同じ寮住まいとなったのだが、
・夜になるとギターを持ち出して「一緒に歌おう!」
とか、いざ仕事になるとわざと醤油を湯のみで飲んで
・「うぅー、叔父さん、、、ボク体の具合が悪いから無理、、、」
と言うことを繰り返したらしい。
で、とうとう従業員の人がキレてしまい、彼をぶんなぐってしまい父にこう言ったそうである。
「僕はあなたの甥御さんを殴ってしまいました!」
「もうここに居ることはできません。」
「辞めさせてもらいます!」
すると父は、「甥を呼んできてくれ」といって、彼を皆の前に来させました。
で、いきなりグーで殴り、
倒れこんだところを、
履いていた下駄を脱いで
頭をガンガン殴って、
泣き崩れ涙を流しているいとこを尻目に、
その社員さんにこういったそうです。
「こいつを直そうと思ったが
儂にはどうにもならなかった」
「その件については、兄貴には儂から謝る」
「君は会社を辞める必要はない」
で、その社員さんは
その光景があまりに恐ろしくて、
辞めるにやめられなかったと。
後にそのようにおっしゃってました。
いじょ (`・ω・)ゞ