マルセル・デュシャンの作品に 「階段を降りる裸体」というのがある。
人間の動きを一枚の静止画で表現しようという試みである。
この作品が描かれた1912年とは大正元年であり、最初にストロボスコープで
こういう感じに動作を一枚の写真で捉えることができたのが1917年である。
動作の不思議さを静止画で表現するためにこのような画法を考案したのだろう。
※美術評論家はもっと小難しい理屈をこねるだろうが、デュシャンは
ただ新しい画法にトライしてみた、考案してみたかっただけだと思っているし、
僕にはこのような理解で十分である。
さてヨガのサイトなどを見ると(真面目にヨガをやる気なぞございませんが)、
このような絵が掲載されていることがある。
人間の周りにあるエネルギーが層構造をなしているのだそうだが、
最近ふと、曼荼羅とはこれを表現しているのではないかと思った。
ただ、昔はうまく表現する画法がなかったので、ああなっているだけではないか、と。
おそらく言わんとしているのはこの各区画が層構造をなしていることであり、
大昔は遠近法とかの画法が未発達だったのでこう表現するよりなかった。
※本当は図の具体的説明が各宗派に口伝で伝えられていたのだろうが、(次の継承者が育つ前に
受け継いでいた人が死んだとか、後継者が育たなかったとか何かで)どこかで断絶したと思っている。
曼荼羅の説明が観念的な割に何か意味があるように思えないのはそのためだろう。
曼荼羅が言わんとしているのは下図のような構造ではなかろうか。
そして、僕の直感では、この各平面は球に近い形で体を取り囲んでいるが、
決して球状ではなく、おそらくクラゲのような形をしている。
何を言ってるかわからねーだろうと思うが、
俺も何を言ってるかさっぱり判らねーから
問題ないぜ。
いじょ (`・ω・)ゞ