昔、はるか昔、そうあれは太陽系銀河ができた頃...
いやそんなに昔じゃない
(´ー`)y-~~
30代の頃、絵描き志望の友人にこういう質問をしたことがある。
「たとえば、描こうと思っていた線が、手が滑ってしまって変な線になったとするじゃない?」
「これは失敗なんだけれども、その瞬間、その線がとても美しく、
面白く見えて、今度は『この線を活かそう』と、
そこを中心に絵を組み立てなおすということもあるんじゃないだろうか?」
そしたら、彼は「そりゃそうだ。
絵なんてそんなもんだよ」と答えたのであった。
人生はこれに似ている。と僕は思う。
ある程度は計画もするだろう。
でも、時にたまらず、止まらず、
あるときはおだてられその気になり、
計画からずれることもある。
そのときは、「これでいいんだ」とか「まずったかなw?」と思うことあるが、
描かれた線(を見た自分の心の変化)は消えないのである。
それを一生後悔しながら生きることもできるし、
そうしないこともできる。
これは選択の自由であり、精神の自由であるとも言える。
つまり、芸術も人生も、
万事出たとこ勝負なのである。
常にそういうものなのだ。
と僕は思う。
(誰の人生でも芸術的なのはそのせいなのだろうな)