「自爆テロ」とか「銃乱射」で多くの民間人が犠牲になっている。少なからず日本の人も巻き込まれた。

特に「アラー」と叫んで実行する人たちが目立つ。「イスラム教」、「イスラム教徒」が問題なのだろうか?

俺の乏しい知識だがイスラム教そのものが原因ではないが、「テロや弾圧に利用されやすい原始性に基ずく教義」ということは言える。   先ず「イスラム原理主義」だ。 イスラムの教えに基ずく国家をめざしサウジアラビア、イラン、ヨルダン、以前のエジプト、イラク、外「自称イスラム国家」はアラブ諸国の大半を占める。  だから「民主主義」とか「議会政治」「宗教の自由」を認めていない国家、あっても「僧侶」が上に立つイランのような国が多い。 マホメットの血を引いたと言われる王家が治めるか、独裁国家が多く、西欧が期待した「アラブの春」も混乱を起こしただけで、「カオス」の真っただ中だ。イスラムの教義には、教え、を貶めるものへの「制裁」、尊厳を守る為の殺人、聖戦のための自爆など現代では禁止される行為が今でも活きている。  キリスト教世界でも教えに基ずく国家、帝国の時代があり、「異端」「魔女」「異教徒」が弾圧を受け「地動説」、「進化論」を唱えた学者が投獄されたり攻撃を受けた歴史があった。


だから現代世界の主導的国家では、過去の失敗の反省に立ち、宗教と国家の分離、信教の自由、議会制民主主義、人間の基本的人権の保護といった国家のあるべき姿が定められたのだ。戦前の日本やドイツの「ファシズム国家」はこの全てを否定した「悪の帝国」の部類に入る。日本は「神道」を国家宗教として、ドイツは「ナチス党」がそれにあたるだろう。 付け加えると現代の中国も「社会主義国家」とは言いにくく、共産党独裁「ファシズム国家」と定義されよう。


それと残念なのはイスラム教は、教義に「寛容」「慈悲」「奉仕」「相互補助」が見られないことだ。「金持ちは下々に施せ」という一行くらいだ。  一番わかりやすいのはキリスト教だ。世界中で布教活動を行い、学校を建て、病院を建て、貧困者救済の活動を広げた。俺は1985年米国南部の黒人解放で有名なキング牧師の父が働いていた「ブラックチャーチ」を訪れた。黒人を救うため会員は収入の一割を寄付し、凍死、餓死者をなくすための「シェルター」を作った。 他の宗教でもユダヤ教のシナゴーグ(教会)でも信徒は収入の一部を拠出し、子供の教育、教義の教育、会員扶助等を行っていた。イギリスにあったインドのヒンズー教シーク派の寺院でも信者の寄付で教会に行けば無料で三食が頂けた。宗教ではないが海外にいる中國人(華僑)社会では、助け合いが当たり前で生活だけでなく資金も貸し、仕事を軌道に乗せられた。他所の世界では若し「シリア難民」が発生したらまず同胞が放っておかないと思う。


イスラム以外の宗教は現世、社会の発展に合わせ教義や「解釈」を進化させてきた。 厳しい自然環境、社会環境に置かれているとはいえイスラム教も現代に合わせ異なる宗教、無宗教の人々と共生、協力して、地球人類の発展に寄与できるものに変えていく必要がある。


イスラム教徒は、教義の中に潜む「狂気の人にパードンカードを与えている」弱点があることを認め、適切な文言に変えて貰いたい。

そしてイスラムと非イスラムが仲良く安心して暮らせる国際社会を早く築こうではないか。

我々も彼らの住む社会の厳しさに理解と同情を持ちながら、、、。