東海地方にも梅雨明け宣言が出た。好天が続いていたから気象庁は「宣言」のタイミングに苦労していたはずだ。 天候が挨拶の冒頭に話題になり、またそれで盛り上がるのは、俺の経験では日本とイギリスくらいだ。 確かにイギリスは大西洋から吹き込む湿った強風にさらされ、天候が良く変わる。ゴルフをやっていて、いい天気だったのが、昼間なのに暗くなったと思ったら大きい雹(ひょう)が降り出した。雨も後から降って水浸しだったが、すぐかんかん照りになって乾いた、、、、なんて日常だ。
イギリス紳士は好天でも傘を手放さないという天候は良く理解できたが、一般人は雨が降っても傘をさすのは「土砂降り」のときだけだ。 シトシトと霧雨みたいな雨だから、普段着の人は気にしないのだ。
俺の記憶だが梅雨には連日雨が降り続き、外に遊びに行けないと童謡に歌われる心境と一緒だった。k今年雨が少ないのは、東海地方という土地柄なのか、温暖化の影響なのか、それとも今年は「空梅雨」なのか、俺の「イメージ」と全然違う。 九州にあれだけ降ったのだからまさか「空梅雨」ではないよな? 俺の田舎は稲作が中心だから「水」は死活問題だ。特に今年みたいな雪が少なかった年は「渇水」「日照り」が心配だ。
高温多湿のモンスーン地帯にそって各国共、稲作が盛んになってこの地の多くの人口を支えてきた。
九州だけ集中豪雨?。外の地方は少雨で降ったら「ゲリラ豪雨」?、梅雨と言っても偶の雨。梅雨のない北海道は連日30度越え?。何かがおかしいと思う。 テレビでも「天気予報」は今や人気番組。特に自然災害の危険にさらされている日本、みんなの関心が高いのは当たり前かもしれない。でも「危機意識」皆に警鐘を鳴らす番組は少ない。何らかの手を打とうとか訴えるものは本当に稀だ。
この現象が、「地球温暖化」の影響で起こっているのだとすれば、百年に一度の大津波より対策はもっと急がれるべきだ。 大雨、洪水、地滑り、土石流、暴風、高潮、竜巻、これらが日常的に襲ってくる時代になったとして、我々も住む場所や造りを見直さないといけないだろう。いつ「被害者」「避難民」に代わるか分からないと思う。 恐ろしい時代になったものだ。
天変地異に晒された国とはいえ、それでも世界の中では温暖な気候に恵まれ、自然豊かな方だと思う。
だから今、もう一度我が自然や住まいを見渡し、もっと災害に強い国造りに取り組もう。
「山、森の世話」「川の治水と汚染対策」「住宅地の見直し」、大きなテーマでは「想定外を前提にした原発の事故対策」がある。 「田舎を守れ!」も大事なスローガンだ。日本の過疎地、田舎が放棄されたら災害はもっとコントロールできなくなる。
いつも痛ましい映像が流れる。こんなことあまり見ないで済む国にしよう!
「想定外!」を言い訳に責任逃れする輩には「責任」を与えるな! もっと現実と向き合ってくれる人々と前にすすもう!
いつまでも、梅雨は日本の風物詩、、、、に。