火野正平の自転車番組の投稿に「じいちゃんの猿股」という手紙が紹介された。 「猿股」懐かしい響きだ! 戦後アメリカの文化の影響で褌(ふんどし)に代わり「穿く男の下着」として市場に出てきたものだ。、勿論子供の我々もラクダ色の「股引」(ももひき)の下に穿き込んだ。独り、親父は「男があんなもの穿けるか!」と長い間抵抗して褌を穿き続けた。女性も下着として従来「腰巻」で下部を覆っていたが、これも若い人から「ズロース」なるものを穿くようになった。 ただ手紙にあったように年寄りはなんともだらしなく着こなすもので、猿股の上には何も穿かず、腰を掛けると「一物」が丸見え、、、が日常の風景だった。もっとも女性の方も
田舎では便所が屋外にあって、御婆さんが腰巻をまくって、立って用を足していた時代だった。。
時はずっと流れて、男はピシっとしたブリーフ、緩めの「トランクス」等にいつか代わって行った。
この頃「君はブリーフ派?、それともトランクス派?」という質問が投げられた。 また「一物」の落着き具合をみて「君は右派?、それとも左派?」も特集され、慌てて自分の「モノ」を確認したものである。 女性は「ズロースにブルマ」という定番がにわかに「パンテイ」という何とも艶めかしい物に代わり、男どもは「ズロース」には感じなかったお色気に大変そそられることとなった。
現在女性用は更に「各種女性用ショーツ」と成長を遂げ、「悩殺」という言葉を生むに至った。 一方男性用は「男のボクサーパンツ」に飽き足らず、女性に負けじと「ビキニパンツ」や「Tバックパンツ」を穿きだす。
古代ギリシャのオリンピックに於いては神に美を捧げるため、競技者は全員裸だったという。 人間はいつか原始に先祖がえりするのだろうか?
ところで俺の秘密をばらそう! 左派、トランクス派だ! 高校のスポーツクラブ員は、パンツの下に「サポーター」と呼ばれたショーツを付けた。そう水着の下に穿くやつだ。その者達はみんな「インキン」にかかり、痒さと痛さに泣いた。 かかった者は薬局で恥をかく!「どこがどう悪いんですか?」、「言って頂けないとお薬が出せません!」
そうだ!蒸し暑い日本では局部を締める奴はお勧めしない! ブリーフも「何とか?パンツ」も同じだ!
どうしても穿く!と頑張るやつは「インキン地獄」に苦しめばいい!
ところで念の為。 俺はどこのメーカーの回し者でもない!