予想を裏切ってイギリスが国民投票でEU離脱となった。信じられない思いだった。 今から11年前までイギリスに4年間駐在した。文化の違いが判りあえ「ベストメデイアム」を探しあえる国だった。だから日本の各企業はイギリスを「橋頭堡」に大陸に進出することにしたのだった。 スコットランド独立をNOといったイギリス国民が「血迷った」のだ。世界に冠たるこの国が冷静な判断を失った。 ロンドンや大都市を一歩離れたら 白人が君臨する世界だった。 蓄積された富をバックにうまく運用し週の半分は社交生活に集中していた。 その人たちが投票に向かったようだ。 でも過去の遺産では食いつないでいけない多数の市民は難しい局面にむきあうことになった。 田舎の富裕層以外の国民に対しては何とも無責任な事態というほかはない。
ドイツそれとひきづられた形のフランスもやりすぎた。こんなに自国にさえ人気のない移民、難民政策を他国に押し付けようとしたしっぺ返しともいえる。シリア難民は東欧の人々の吸収とはわけが違う。文化も全く異なる十字軍以来の遭遇だ。 オーストリア、チエコらの国には今なお生々しい「相容れない」文化の対決史の跡が残っている。
ドイツはロシアと組んでてもアメリカと対決するかもしれない。中国にも今以上につくだろう。イギリスはアメリカとは勿論の事、色目を使ってきた中国や破れかぶれで役に立つ国を見つけようとするだろう。今後十年、アメリカは内向きとなり他国特に中国、ロシアはその隙に新たな世界制覇を目指す時代に入ったのかもしれない。
「東西対決」は新たな様相、ドイツ、イギリスを加えあらたな装いとなるだろう。誰も終着点は分からない。
日本にとって好いことは少しもないが、この世界の動きに目を反らすことは許されない。これがアングロサクソンの政治だ! 新しいゲームに戸惑うことなくついて行ってどんな事態になっても存在感のある国であってほしい。 ここは冷静に! でも「抜けたら」負け犬だよな! 日本が国際連盟を脱退したときみたい! 俺は日本にとってはイギリス、アメリカのほうが楽、価値観共有できると思うがなあ。 まあアマチュアの見解だけどネ、、、、。