今芋焼酎にはまっている。 正確に言うと「主戦投手」を日本酒から焼酎に換えて20年近くになる。麦焼酎から芋にはっきりと変わったのはここ6,7年前だ。
きっかけがある。 もともと日本酒を飲みすぎてよく2日酔いに襲われて、「からだを考えないと」と思っていたときに麦の名酒「百年の孤独」に出会ったのだ。 焼酎に持っていた思いこみが全く裏切られ、ワインのように飲みやすく、また深みのある熟成酒のようなまろみだった。40度もアルコール度数があるのにロックで思わず「うまい!」と叫んだ。俺は強い酒に弱く、ストレートやロックは敬遠してたのに、気にもならなかった。「カルチャーショック」とはこのことだった。
それからは麦焼酎を漁って飲んだが、俺の中では「百年の孤独」がいつも頭の上に居た。
7年前、4年の英国勤務から帰国したら九州出張が増えて、当地では芋焼酎をよく勧められた。うまっ!
だんだん健康を考えお湯割りを選ぶようになると、麦は余りにスムーズすぎて味が薄く感じて不満を覚えるようになった。だから今度は芋焼酎漁りに代わった。
ところが、お酒の大型販売店でいろいろ選んでみても、お湯割りにすると50歩100歩、銘柄の違いがわからない。
そこに運命の出会いがあった。 昨年近所のスーパーの開店記念の目玉として高くて手が出なかった「赤霧島」が1800mlで2000円の出血サービスだ。初めて飲んだこの酒、お湯割りにしてもうまい!
「目からうろこ」とはこのことか?
以前九州で取引先に頂いた「魔王」の絶品の味が思い出される。
あれも飲みたいなあ!! ネットでみると巷のプレミア価格の6掛け位で入手できそう。
そして赤霧島や魔王みたいにブランド品でなくたって、販売、生産が大規模にできない美味しいお酒をネットでなら手に入れることが出来るかもしれない。先ずは口コミの情報だ。
予想が効くのは、口コミで評判のいい長期熟成原酒が狙い目だ。この狙いは全く裏切られることはないだはずだ。
そしてそれに次ぐターゲットは原酒でなくて普通の酒でも原料の芋、麹、製法、貯蔵、の違いによる優劣だ。
蔵元は、出来るだけ生産効率のいい、コストの安い方を選びがちだが、敢えてそれに逆らう酒蔵、プライドと差別化を求めて活路を求める酒蔵は必ず存在する! 男なら、、、、。それを見つけ出すのが俺の使命でないのか?
今は未だスタート台に経ったばかりで結論を言う段階ではないが、先は明るい(ハズ)!
発見したら皆に真っ先に報告するつもりだから楽しみに待ってほしい。お酒は百薬の長だぞ!
俺を待っている、埋もれている名酒たちよ! もうすぐだ!