この場合、アース」というのは、我が地球や大地を意味しているのではない。

電気の世界で、電気(電流)を「地中」やそうした安定したところに流してやることを言う。

俺がアメリカに居た時の冬は大変だった。  どこにでもある絨毯と乾燥した空気で、静電気が体内にたまる。

どこに触っても、静電気が流れて、指先が痛い! ちょっと暗いところでは、指先が触れたところで青白い火花が散る。   女房や子供は、車のドアが触れなくて、タオルを巻いて開けようとしていたくらいだ。


工業世界でも、静電気は怖い。粉じん爆発や、化学工場での火災の原因になる危険な現象で、静電気を逃がすために「アース線」を張り巡らすことになる。


自動車も電装品が増え、益々電気制御で車を動かす仕組みがメインになってきて、そのノイズによる誤作動や、センサー周辺の「老朽化による鈍化を避けるための「アース」が重要になってきたと言われている。


わが国でも、好事家の間では、相当前から「アーシング」が大流行になり、猫も杓子も熱中した、いや現在もみんなの心をつかんでいるテーマだ。    、、、、、しかしみんからを見てもその割に評価はさえない。  「ドレスアップにはなっている」という表現が「体感できなかった」 というインプレの後、言い訳のようにつく。


俺も前述の自分の経験からして、車だって大変だろうなと思う。 大事なポイントのはず。  


コンデンサチューンは電圧の整流の効果?でいろいろな機能上での「スムーズさ」を実現してくれた。

「アーシング」だって、不自然に貯まった電流の回路を創って、各センサー等が本来の役割が発揮できる仕組みを「保証」してやれば、必ずはっきりとした効果が現れると思う。


今までみんなが納得する結果が出なかったということは、余り電気の回路は心配するほど澱んでいないということか、澱んではいるが、やった方法が的を得ていないというどちらかなんだろうなあ。


で、俺の独断と偏見。 年数か距離数のいった車には、必ず電気的なボトルネックが出来る。

各センサーや制御装置そのものも例外ではない。ATアース、スロットルアース、マフラーアース、ECUアース、これらには澱んだ電気の溜まりが生ずるはずで、こうした箇所の電気の流れがうまくいけば、設計通りの能力が発揮されると確信している。


RSTのATアース、KITのスロットルアース、カキモトか、HKSのマフラーアース、エモーションフクオカかRSTのECUアース、、、、これらの「アース」パーツに俺は、思いの実現を期待している。


古くて新しい課題=「アーシング」、理屈よりもまずやってみる! それこそ俺の十八番じゃないか!?