遠くは「阪神淡路大震災」、近くは「中越地震」のときに、改めて「危機管理」の重要性が指摘される一方で、余りにもお粗末な実態が問題となった。 中越地震でも、、柏崎地区にあったある部品メーカーの工場が被災し、部品の供給がストップし、殆どの自動車メーカーが1週間以上の「休業」という、大きな影響を受けた。


当核企業に、複数工場で作るべきとの「リスク分散という結果論」は言えても、「じゃ、価格を倍にしてくれますか?」と切り返されたら、誰だって簡単には返答できない。  危機管理とは、お金のかかるものなのだ!


「東海大地震」も随分前から啓蒙活動や実際の避難訓練、各自治体による緊急対応体制造りと、広範囲に取り組んできた。   また、我々家庭でも、「非常食の常備」やら「家具、、電化製品の固定」等「もしもの時」に備えてきた。

こんなことが実際どれだけ効果があるのか、マンネリ化もあって甚だ疑問だけど、実際の場面でパニックに陥らず、落ち着いて対処する手助けになってくれればやった甲斐があるといえる。

詰まる所、「危機管理」というから、話が難しく聞こえるが、昔からある警句、「転ばぬ先の杖」、、、で意味は足りていると思う。  「転ばぬ先の杖!」、、これで話を進めよう。


そういうことなら、今悩んでいる我が「スバルフォレスター」のメンテナンス計画だって、立派な「危機管理」だ!

実は、この車、7年、3車検目直前と経年してるのだが、22千キロと走行距離が少なく、また前オーナーが、ガレージ保管してたためか、見た目に劣化が進んでいない様で、どうしてくれようか判断が悩ましい。


女房は明確で、「そんなにしっかりしてるなら、壊れてから直せばいい」と一言で切って捨てる。成程なあ、、、(不同意)。   部品の寿命は、前兆がなく「突然死」というやつがある。  例えば、「ラジエーター」、「タイミングベルト」、「オルタネーター」、「燃料ポンプ」そうそう!センサー類もそうだ。  俺も海外駐在時、オルタやラジがハイウエイで突然逝った時は本当に怖かった!


そんなトラウマもあって、「突然死」タイプの部品、経時で劣化が進むもの、こいつらは、早めの交換を!というのが俺のポリシーだ!!それがなにか?

(ということで今、「ヤフオク」で掘り出し物を物色していて、いずれ車検の時に一挙交換を狙っているのだ!  ウッヒッヒ、、、)

告白すると、女房が疑り深そうな目で「ただ弄りたいだけじゃないの?」の声に思わず頷きそうになるが、そこは大義名分だ。 危機管理が大事だ! 後悔先に立たずだ! お金がなんだ!(よくいうよ、自己反省)


敵は言う。

「わかったわよ! 高尚な危機管理のお話勉強になったわ。」(ナンダ!このしおらしさ?!要警戒!)


「そしたら、あなたの体の「危機管理」、しっかりやってね。  メタボで高血圧で糖尿病と言われているのに、大酒、大食、不摂生でしょう!  いつも言ってるでしょう!休肝日取りなさいよ! 「転ばぬ先の杖」必要なのは、車じゃなくアンタよ!」


俺はただただ小さくなっているばかり、、、、、、、(ああ!「危機管理」甘かったあ!)