今度、スバルフォレスターの7年目、3回目の車検が11月に来る。 未だ未だ先の話だが、実は、この機会にいろいろ取り換えたい物があるんだ。 そんな「野望」を全部挙げると、天文学的(大げさかな?)金額になりそうなんで「ヤフオク」で欲しいパーツを集めたいと思っているわけだ。
車検は高い!べらぼうだ!と思うが、そういえばアメリカでは殆んど、金がかからなかった記憶がある。
だいたい「重量税」などという訳のわからない税金がない。自分で車を持ち込んで、ブレーキやライト、ホーンを俺達が鳴らして係官が確認する、まあ一番難しいのは、排気ガスのチエックかなあ。不合格の時は、臨時車検証が出て6週間以内に修理して正式な証明書をもらえばいい。極めて簡単で3年に一回(記憶があいまいだけど)の検査だった。
欧米は、基本は「自己責任」という考え方だから、規則、規則で縛らない。最低限の確認以外は、自分が気がついたものを出入りの修理工場で直してもらう。 責任は勿論自分だ。
日本では、「車検に通る」ことが大変で、まあ修理、交換のオンパレード。デーラーの工賃もメーカーの「純正」部品代もバカにならないから、どう安く上げようかと苦労する。 車のオーナーって大変だよ!しかしちゃんとやって問題が起きれば、、メーカーに、デーラーに、修理屋に、あるいは国に責任をなすりつける。
確かにこの制度のおかげで、我が国の車の整備水準は、世界一に違いない。しかし、我々は、子供じゃないんだから細か過ぎる規則でがんじがらめは、やめようよ!せめて欧米と共通化、同じルールでの相互乗り入れで行こう。 例えば「スピードリミット」のメーターだって、欧米の輸入車と同じ「世界標準」でいいじゃないか?
日本の行政は、前時代的だし、こうした「縛り」でこれからのグローバル国家を経営することはもう無理だ。しかし我々国民も反省するに、なんでも「行政の責任」、「メーカーの責任」をあげつらい、自分の判断責任を棚に上げる、「国民性」=「自己責任の自覚の薄さ」を直さないと、「世界市民」の仲間には決してなれないだろう。
アメリカ駐在時代、前任が被った、小さい会社には巨額の、詐欺の対応に追われた。裁判では、我々の主張が認められて、もちろん「勝訴」だったが回収のめどは覚束なかった。
裁決の後、裁判長室に呼ばれた。「法律はさておいて、ビジネスの世界ではだまされた人間が、敗者だ。そこをしっかり教訓にして、アメリカで生きていけ!」と諭された。
泣き言は言わない! 甘えない! 自分が判断し、結果責任をとる!
それと、「人生、金よりも大事なことがある」 これも忘れないで!