車のメンテナンス雑誌を見ると経年したタイヤはたとえ溝が残っててもクラックが入っており交換しなさいと書いている。今度の11月3車検目を迎えるが、走行距離1万5千キロ、ガレージ保管のタイヤは新品同様だ。デーラーもタイヤハウスの人もずっと乗れますよと太鼓判。、、、ということで高速道路での長距離旅行に使っている。


5年落ちで買った前の車のステーションワゴンは、結局8年目の時、小さいクラックがいっぱい入り、つるつるになっていたのもわからずに指摘されてあわてて換えた記憶がある。轍にハンドルを取られ、雨の日は滑りまくり、車のせいだと思っていたが、交換したら別人のような車になった。タイヤのせいだった。


フォレスターは4シーズン用タイヤ装着だが、それで思い出したことがある。アメリカにいたときのGM車も「全天候型」タイヤという触れ込みだったが、実際雪が降るとだめだった。 それでもアメリカ人もカナダ人もバンバン走る。だから 冬季には事故が多かったし死亡事故も珍しくなかった。



今年も雪国の実家に通わねばいけないから、スタッドレスタイヤを買う予定だ。でもこの頃タイヤが大きくなり、価格もびっくりするほど高い(前の車の奴は小さくて使えない)。オフロード性とか見栄えを狙っているのか知らないが、本当に必要なのかと考え込んでしまう。


最近助かるのはパンクに会うのが少なくなったことである。昔は(舗装道路も少なく)自転車でもよくパンクしたもんだ。 そういえばアメリカでもイギリスでもパンクは日常茶飯事だった。 いたずらなのか、道路に釘などが多いのかわからなかいけれどとにかくしょっちゅうだったから、走る前にタイヤを見るのが癖になった。


火山と氷河の国といわれるアイスランドに行ったことがある。そこで「氷河を車で走破する」ツアーに参加した。

バカでかいSUVに乗ってどこまも続く大氷河地帯につくと空気を抜いてタイヤをぺしゃんこにする。

その車に乗ると氷河の上を走れるんだ!接地面積を大きくしたからか、どんどん進んで下が薄いブルーに透けるところに行く。俺は「クレバスかもしれない」と気が気でなく早く終わってくれと祈るばかりだった(汗汗)。

こんなタイヤの活用法があるなんて初めて知ったよ。


雪国育ちの俺は、スリップしたときの運転は比較的慣れている。

イギリスである時、ハイウェイの中央分離帯に激突!居眠りしたのかもしれない。

前輪の右側タイヤは吹っ飛んで残った3輪でバランスをとり、周りの車を避けながら(実際は向こうの車が避けてくれたのかも)1マイルぐらい走って路肩に止めることができた!万歳!

車に逆らわず,なだめながらゆっくりと扱い、そしていうことをきかせる。雪道ででスリップしたときの極意だ。

2度と繰り返したくない出来事で、勿論大破した車は廃車となった(涙)。

俺とタイヤとの出会いと歴史だ。


でも来年はタイヤを換えてあげよう! いくらなんでも8年になるもんなあ。