
初訪。
店名の通り、パスタとラーの融合の店にござる。
この二者をコラボすることはたぶん多くの人が発想するだろうが、
真に意味を持たせるのが至難の業なことは想像に難くない。
さて、この店の場合は如何!?
コロナ騒ぎで暫く休んでいたようだが、昼営業のみ再開と聞く。
待ってたゼ!Go! Go! Goッ!!
土曜日の開店前の到着。冷たい雨の中、既に外待ち2名。
元々、本ちゃんのイタリアンの店で閑古鳥が鳴いてたのを、
TV番組の企画で今のスタイルに再生したらしい。
それが奏効し、あっとゆーまに行列店になったと聞く。
落ち着いた色合いとモダニズムの店内。
コロナ対策で客席を仕切る透明なアクリル板でさえも、
心地良く思わせてしまうホドのセンスの良さだ。
メニューは、
カルボ、ジェノベ、アラビアータ、ポルチーニの4本柱。
各々が互いを侵さずシンボリックに際立っていて見事なものだ。
一番人気だとゆーカルボにするか、相当悩んだが、
■ 『ポルチーニ』 を、デフォで。替え玉も^ ^
大きな直線逆三角錐の器に、センターに寄せた配置。
このタイプの器と盛り付けスタイルは時々見かけるけど、
この店、このコンセプトにこそ相応しいであろう。
さぁ、麺をリフトして口中へ。
心を研ぎ澄ませてファーストインプレッションに身を委ねン!!
… 不思議な感覚だ
思っていたよりもずっと “ラー” してるのである。
塩味のスープにギュッと凝縮されたポルチーニ茸のエッセンス、
全体を包み込むオリーブ油、丁寧に振り掛けられたチーズ。
ンなにイタリアンの要素があるのに、“ラー” なのにござった。
勿論、ただのラーではない。
この不思議な感じをなんと伝えたら良いもの、デ・アルカ。
看板にある通りの豚骨要素がそうさせているのは間違いない。
表層に出ることなくボトムに徹しつつも凄い影響力だ。
パスタに使用するデュラム小麦50%配合というコンセプト麺。
さぞやパスタ感かと思いきヤ、意外にも ”ラーの麺” にござった。
これは一体どーゆーコトだろう。
僅かに持たせたウェーブによるものか、
はたまたもっと大所高所での総合的融合によるものか。
いずれにしても、プチパツ感が心地良い、旨い麺にござる。
丼に貼り付けてあるのは、完全無欠、生粋の生ハムだ。
ココは掛け合わせではなく、
イタリアン100%を持ってきたところに深慮遠謀があろう。
クールに引き締まった塩気とネットリした食感が
この丼の中で燦然と存在感を放っている。
その通りだ、ここは必ず生ハムでなくてはならンのだ!
そして看板のポルチーニ茸。
マッシュルームに似た食感と特有の味と香り。
今までスライス程度にしかお目にかかったことがなかったが、
これはホールにござる。
ンなにしっかりと食するのは初めてにござる。
下ろし器で丁寧に摩り下ろされたチーズが精緻に振りかけられ。
なんてったって元々イタリアンだもん、本格のチーズだ。
画竜点睛のナルト、
もとい、黒い謎のペーストが完成マークとして載せられる。
これはなんだろう?
丸く奥深く私の辞書にないイタリアンな深みのペースト。
麺の件が気になっていたので、替え玉を。
最初は岩塩からゆー指南書に従って改めて口中へ。
これ、パスタぢゃないか…
さっきスープと共に食した時は、あれほど "ラーの側" にいたのに、
麺だけで食すると、こんなにも "パスタの側" におられる。
これはどーゆーことなんだろう。一体何が起きているンだろう!
☆☆☆
店を出てからも、この不思議な感覚にアタマが痺れていた。
イタリアンとラーという二者を、それぞれ深く理解した上で、
しっかりした技術を持って実現すると、こーなるのだ。
TVの介入とはいえ、上記を兼ね備えた店主だからこその芸当であろう。
プロデューサーは、しっかりとそれを見抜いた上で、
大きな方向性とコツと様々なノウハウを伝授したのだろうと思ふ。
勉強になりましたぁ!^_^








