
蓬来軒 2訪目。
千葉のこのあたりでは、古くから名の通った人気店である。
実に9年半ぶりの訪問になる。
土曜日、11時15分。秋の日差し爽やかな住宅街の一角。
まだ誰もおらず、ポール・ポジションをゲット。
11時半の開店だが ちと早かったか、と思ったが、
続々と集まってきて、あっという間に10人以上の行列に。
早く来て良かった。
この店の行列には特徴がある。
高齢者と家族連れが多いのである。
☆☆☆
11:30 ゲート・オープン。一気にドヤドヤとなだれ込む。
この感じ、やっぱワクワクするな~♪
■ 『ラーメン』 を。特に、麺固めのリクエストで。
さぁご覧ください。このカオを。
私たちの心身に溜まりに溜まった、あらゆる世俗の毒を、
スッキリと浄化してくれるこのカオを!
☆☆☆
新潟ラー、である。
女将は、私は新潟のラー屋の娘です、と誇らしげに語る。
相当なご高齢のようだが、力強く迫力がある。
実家の本店の味を、千葉で提供するのが使命。
麺を毎日、宅配便で取り寄せているという徹底ぶりだ。
☆☆☆
ウルメイワシ、豚骨・鶏ガラ・野菜で構成されたスープ。
思わず声をあげてしまうホドの見事さである。
塩のようにも見えるが、醤油だという。
静かで、どこまでも透き通った滋味。こんなの滅多にない。
件の「麺」は、細麺、ややウェーブ。
現代ラーとは、その資質と目的を完全に異にする、
透き通るホドに静かな麺が、スープの中をそよそよと泳ぐ。
食感は、「そうめん」 に近いかもしれない。
この透明な滋味のスープとの見事なまでのマッチングである。
小ぶりだが、たたずまいに実に品のある、チャー。
コリッとした歯ごたえで、鮮烈な野の香り立ち昇る、メンマ。
☆☆☆
新潟の本店のラーをWEBで見たが(左)
この千葉店の(右)は、本店のそれをも、
更に浄化し・蒸留し・徹底的に透明度を高めていって、
ついには、究極のところまで到達させた、という感じがする。
現代ラーで主流の、尖らせ・突出させ・闘わせるといったことと、
これホドに「真逆」のポリシーはなかろう。
まったく、なんという稀少なラーなのであろう!















