初訪。

この店の名前は、随分前から知っていたのだが、
ココの名物が ≪角煮ラー≫ という、
私には、いまいちピンとこない種目なのと、
角煮以外は標準以下の滋味薄いラー、
なんつー情報もあって、今まで足が向かなんだ。

ただ、今日はたまたま、店の前を通ったんで、
「これはタイミング」 と、入ってみた次第。

明るく広々とした、開放的な店内だ。
ちょうどランチ・タイムで、続々と客が入ってくる。
まさに老若男女。なんと人気店であったか。

『黒豚角煮ラーメン』 を麺固めで。

情報通りの、見事な「角煮」である。
あざやかな青菜の緑の上で、燦然と輝いている。
口中でとろとろにとろけて、唸る滋味を残す。
なるほどォ、こいつは旨い、納得。

一方、拍子抜けする程 サッパリした醤油スープ。
これほどボディが “ない”のもめずらしい。
これが評判の “滋味薄い”スープ、デアルカ。

麺は中細、加水は中程度、ゆるいウェーブ。
もっと小麦感が立てば、と思わないでもないが、
スープとの静かな均衡がとれている感じ。

たしかに、角煮以外は面白くないラーだな~、
って思ったが、次の瞬間ふと思いついて、
角煮・青菜・麺・スープを「同時に」頬張ってみた。

【...☆$■@#ーッ!】
角煮ラーって、こーゆーコンセプトだったのかぁっ!

つまり、「全部同時に」味わうものだったのだ。
なので、角煮が濃厚で重たい分だけ、
スープと麺を軽くしてバランスさせていたのだ。
「まずは角煮ありき」 で設計されたスタイル。
その方法論は、極めて完成されたものであった。

そーだったのかぁ!
目から、また一枚、ハラリとウロコが落ちた。



(“角煮ラー”がわかったぞォ!)