正龍 4訪目。

正龍の、もの凄く“辛い”ラーの一件については、
随分前から情報を得てはいたが、
あの恐ろしい店の人達にも訊く能わず、
メニュー名からだけでは、どうにも特定が出来ず
ずっと食せずにいた、が!

前訪の時、ふと目がとまる 「レクタン~」の文字。

そうかぁ!あらためて考えると意味不明なのは
このメニューだけ。裏メニューなどでない限り、
コレである可能性が極めて高い。
よし、確かめてみよう、と、車を走らせた。

『レクタンラーメン』 をデフォで。

ヤメトイタ方ガイイヨ~ カライヨ~、と店の人。
(やたーっ、これだぁーっ!)
辛いものは好きスから大丈夫ス、ばっちり…
などと言いながら、オーダー敢行。

やがてそれは、轟音と共に目の前に着陸。
どデカい器に、なみなみと張られた<地獄世界>
思わず湧き上がる笑み、抑えきれず。

このスープの真っ赤な色を構成するのは、
言わずと知れた、唐辛子!唐辛子!
ちょっと驚くほどの分量が、中で猛り狂っている。
自慢の、濃厚甘辛もみじスープをベースに、
辛味噌を溶き、唐辛子粉をドッサリと投入。

そして、表面を覆い尽くすのは、
この地獄スープをたっぷりと吸いこんだ
大量の煮込み野菜の山。
真ん中のエリンギが発する、強い妖気が楽しい。

あ、そうそう、「麺」だった。^^
きちんと正龍正統の細麺・ややウエーブ。
この、オドロオドロしい<地獄の池>の中でも、
茹で加減は、あの完璧な状態。

生命を脅かすような本質的鋭利さはないが、
徹底的に押しまくるタイプの、物量的激辛世界だ。
汗と洟が、面白いように滴り、飛び散る!
忙しく拭いながら、ひたすらに食する!没頭する!
一種官能の夢世界に昇るよろこびである。



(官能の夢世界に昇る悦び)