
初訪。
地元TVの 「浜松極旨ら~めん」という企画で、
蔵前家、武蔵と、並び紹介されたと聞いて以来、
ずっと、気になっていた店である。
TVのチカラは大きいな~。
蕎麦屋⇒ラー屋 への転向店だそうである。
看板は “ラー”の文字になっているが、
店のつくりは、完全無欠の<蕎麦屋>のまま。
『ちゃーしゅーわんたんめん』+味玉 をデフォで。
オリジナリティ溢れた、強力なインパクトのカオ。
渾身の想いが、胸に痛いほどにクる。
一体、どれだけの心血を注いだのだろう。
濃く・甘辛く、想像以上に豊潤な醤油スープ。
ムセるほどの凄いパンチである。
背脂も微量ながら良い感じの厚みを出している。
麺は、中細。強い縮れ感が心地良い。
そして、ちょっと驚くほどの “麺離れ”の良さ。
なかなかお目にかかれない嬉しい食感だ。
ツルリとした食感が気持ち良い、大きなワンタン。
しっかりと大きな具玉で、手応え抜群だ。
濃い醤油色になるまで漬け込まれた味玉。
そして、チャー・メンマ、等々。
さすがは、店主渾身の一杯である。
ギュッと、ギッシリと込められた、充実の内容。
さて、さっきからずっと気になっているのだが、
この一杯には、不思議な違和感が漂っている。
この違和感はいったい何だろう..(沈思黙考)
そうかぁ!これはやっぱり 『蕎麦』 なのだ。
ラーの要件を集めてはいるけれども、
ココロは、今でも 『日本蕎麦』 なのだ!
蕎麦屋のカレーは、堂々たる一分野だが、
蕎麦屋のラーは、まだそこまで確立されてない。
意識してるのかどうかは知らないが、
このテーマへの、ひとつの提案になっている。
この店の、オリジナリティと存在価値は、
おそらく、このあたりが核心のような気がする。
(蕎麦屋のラーという命題)