初訪。

舘山寺の湖岸をめぐる、細い散策路沿い。
店の裏から即、ボートが漕ぎ出せるロケーション。

いわゆるラー情報では、
まず、お目にかかることのない店だが、
この ①場所と②ラーと③カフェ という組合せが、
不思議と惹かれる “何か” を醸し出していて、
今まで、ずっと気になっていた。

『チャーシューメン(塩)』 をデフォで。

思った通りの <イージー系> ではあるが、
スープ、麺、具材のそれぞれに、
一応の意志が載っていることを感じる一杯。

少し量が少なめの、塩スープ。
意外な位に、とんこつの炊き出し具合が豊かで、
その、ちょっとした “びっくり感” が面白い。

麺は、加水率高めの細麺。ほぼストレート。
わずかに緩いウェーブを見せる。
しっかりとしたコシ。一応の存在感もある。

具材の、チャー、メンマ、海苔、ナルト。
どれひとつとして、特筆すべきものではないが、
実に丁寧に並べられた、
その気持ちは、ひしひしと伝わる。

この店の <イージー系> たる所以は、
職人的な美意識のスタンスではないことと、
材料に、それほど投資をしていないこと(たぶん)。

こんな、GOODなロケーションの中で、
最高のラーを食してみたい気も、確かにするが、
世の中は、要・不要のところで
不思議にバランスがとれているものだ。

<観光地ラー> という分野では、
もしかしたらこれが “正解” なのかもしれない。



(後日撮影:店の裏)

(“観光地ラー” という異分野)