
海老蔵 4訪目。
シトシトと冷たい雨の降る、秋の夜。
しん、と静まり返ったこの界隈で、
ここだけは、次々と来客の途切れることがない。
さすがは、人気の店だ。
今日は、かねてより懸案の 「黒」 を。
味玉プラス & 麺固めでオーダー。
この店のバリエーション (白黒赤黄) の中で、
一番人気が「黒」とのことだが、
これまで、他の色の方に先に興味を惹かれてて、
「黒」が、いちばん後になった。
さて、到着したそれは、
いつも通りに、ぶ厚くどっしりとしたビジュアル。
この店に来て良かった、と思う瞬間だ。
黒(マー油)の香ばしい香りが、心をくすぐる。
マー油を使う店は多々あれども、
これがなかなか、扱い方が難しいようで、
「見事」 と言える店は意外に少ない。
ここの 「黒」 は、いかにもこの店らしく、
この個性の強い風味を存分に活かした上で、
同時に、上質に演出することにも成功していて、
見事!というほかない。
ところで、
いつも思うことなのだが、この店のラーは、
初口が、あれ?と思うほどに “薄味” である。
スープが薄いのか、と確認してみると、
滋味も塩気も充分で、決して薄くはない。
そして、食べ進んでいくうちに、
徐々に、麺がスープに馴染んできて、
良い塩梅に味が載ってくるのだ。
最初からいきなり ガツン!とやるのではなく、
徐々に、この世界に引き込んでいこうという
意図があるように思えてならない。
さあ、これで温麺の 白・黒・赤・黄 を一巡した。
あとは、「つけ麺」を食すれば、
この店の基本メニューを、ひととおり制覇する。
私の場合、「つけ麺」は
つい後回しになりがちなのだが、
近いうちに、試してみたい。
(オールディーズ♪の流れる店内)