
初訪。
ずっと昔から、この場所にあって、
ずっと、安定した人気を保ち続けているらしい。
ファミレスを思わせる外観。
座敷席が多く、実に広々とした店内である。
全体を、ひと昔(以上?)前のノリが覆っているが、
活気があるから、さほど色褪せた感じはしない。
窓の外には、デ○ズニーを始めとする、
子供向け人気キャラクターの様々な人形が、
あちこちにいて、皆、店内を見ている。
明快な 「ファミリー志向」 である。
『ネギみそチャーシューめん(炭焼)』 をデフォで。
現れたそれは、
圧倒的なボリューム感。まさにヘビー級だ。
うず高く盛り上げられた、ネギの山。
数種類の味噌などを、
独自のノウハウで、ブレンドするという味噌ダレ。
野菜の自然な甘みの出汁と相まって、
極めてやさしい口当たりのスープを構成する。
この間接的な、「当たりの柔らかさ」、
いわゆる、モダン・ラーとは対照的な世界だが、
久々の懐かしい感じが、とてもgood。
麺は中加水、中太縮れ。
店主が兼営するという製麺所特製の麺らしい。
昨今主流の “エッジ麺” に慣れた口には、
少し物足りなさを感じるほどの、やさしい食感。
このあたりも、いかにも昔のスタイルだ。
丼の縁をズラリと囲む、炭焼きのチャー。
脂身が殆どなく、ややパサついた感は否めぬが、
重厚で、存在感あるチャーである。
圧倒的迫力で山を成す 刻みネギは、
麺とほとんど同量、といっても過言でない。
麺同様、スープでいただくというコンセプトか。
ネギ山の頂に、最近めっきり珍しくなったキムチ。
その他、メンマ、ワカメ等、具沢山である。
このラー、
見た目はヘビーだが、意外なほどにヘルシーだ。
刹那の快楽のみを追求するのではない、
健康志向が、そのベースにあるのであろう。
奥深い、懐の深さが垣間見えている。
(明快な “ファミリー志向”)