
初訪。
店名は 「らーめん伊とう」 の由だが、
外壁に大暑された <絶品鶏にごりスープ伊とう>
というコピーが、キョーレツに印象的だ。
どうしても、こっちで呼びたくなる。
もともと、三ケ日で営業していたらしい。
人気店だったという情報もある。
しかしながら、移転後はどうも苦戦の様子で、
先日、店の前を通りかかったとき、
“命懸けで営業中” という営業札が見えた。
これは行かねばなるまい。
中に入れば、先客2人。
丁寧な応対、アットホームな良い空気である。
張りつめた空気かと思ったが、ひと安堵。
ほのぼのデザインの手作りメニュー。
“鶏にごり” とは 「鶏白湯」のことを言うらしい。
店内の、大きな説明看板が目を引く。
『鶏にごりネギ辛ラーメン』 を麺固めで。
現れたのは、端正で丁寧な一品。
色彩的なバランスも良く、なかなか美しい。
正直なところ、想像以上のビジュアルである。
看板の鶏にごりスープ。
白濁の具合に、不足の感は否めないが、
バターを思わせる風味が、ふわりと立ち上がる。
その感じ、決して悪くない。
焦がしネギが、程良い香味をプラス。
わずかな縮れを見せる中細麺。
優しく 大人しく 控え目で、物足りなくもあるが、
スープとの相性は悪くないようだ。
具材は、チャー、メンマ、海苔、
そして、豆板醤で和えた白髪ネギ&もやし。
振りかけられた青ネギも効いている。
どれも、特にハイクオリティという訳ではないが、
丁寧で良心的な姿勢が、痛い程に伝わってくる。
全体に、控え目なラインで、
きれいに丁寧にまとめられているから、
“絶品” とか “にごり” とかいう 強い語感との、
ギャップが激しいことは否めない。
もっと “力強いパンチ”が欲しいところだ。
ただ、その良心的な空気にとても好感が持てる。
なんか、応援したくなってきた。
(命懸けで営業中)