初訪。

雨の1号線バイパス。
水しぶきを上げてビュンビュンと行き交う車。
そのすぐ脇、一見喫茶店風の白い建物。

天井の高い、広々とした店内。
オリジナリティ溢れるメニュー写真がずらり並ぶ。
その種類の多さ、一見に値である。
特に、炒飯の豊富なバリエーションが印象的。
一種、遊園地的な楽しさがある。

それにしても、風変わりな店名だ。
DOPPO、独歩、という文字も充てられている。
一体、どんな想いがあるのであろう。

『大吟醸味噌らーめん』 をデフォで。

一面に、細かい背脂が浮く味噌スープ。
キューッと来る、吟醸味噌ならではのエッジ感。
やや平板で、ふくらみがいま一つながらも、
胡麻の風味もプラスされて良い感じだ。

麺は、中細縮れ。
わざわざ新潟から取り寄せるこだわりらしい。
多加水、多かんすい、の黄色い玉子麺。
強力な弾力で、しっかりとした味があり、
その強い縮れ感も、極めて快感。

具材は、メンマ、チャー、味玉、チンゲン菜。
それに、珍しいところで 「揚げワンタン」。
クリスピーで香ばしい風味が、意外な位効果的。
味玉は塩気少なく物足りないが状態は良い。
メンマ、チャーは、ごく標準といったところ。
そして、しんなりとなったチンゲン菜。

全体を、ひと昔前の気分が覆うが、
この店の場合、決して悪い感じはしない。

とはいうものの、色褪せて見えるのも事実。
もっと時代が過ぎれば、このノリも、
今度は “レトロの側”に立つようになるのだろうが、
まだ、そこまでは至っていない。

差し当たって、
チャーとチンゲン菜を シャキッ!とさせれば、
見違えるようになると思うのだが、如何だろう?



(風変わりな店名)