
佐野実氏の「支那そばや」で修行した店主が、
暖簾分けで出した店と聞く。
充分な期待を持って初訪。
駐車場 ”ほぼ” 一杯で、店内も ”ほぼ” 満席。
開店当初は連日行列だったそうだが、
最近は、良い感じに落ち着いてきている模様。
料理人の立居振舞がキビキビ美しく気持ち良い。
デラックス・ラーを、塩/麺固めでオーダー。
期待通りのビジュアル。
ビシッと一本スジの通った”カオ”
鶏と魚介を中心に組み立てられたスープ。
バランスとふくらみが絶妙で、まさに黄金比!
塩気もジャストでピント明快。
浅く揚げたニンニクが「2階建て」のコクを構成し、
細かく刻んだ生ネギが更に変化と清涼感を演出。
『調和』を最も重視し、
『調和』により最大効果を得んとする 『正統の技』。
これが”プロ”の仕事だ! 心から嬉しくなる。
自家製という ”ストレート細麺”は、
ちょっとめずらしい位の強い ”コシ”
食べ終わるまでずっと変わらぬ食感を実現。
そして、デラックス・ラーたる所以の役者連-、
”味玉” は名古屋コーチン。
素材の良さを伝えたいという意図なのだろう、
塩気がほとんどないが、状態極めて良好。
”ワンタン” は大きな具玉(海老?)と、
ツルンとした羽根の対比が面白く、
”チャー” は、”とろける” と ”歯応え” という、
相反する命題を同時解決していて見事!
”メンマ” は、しなやかな歯応え、
わずかに濃い目の味わい -。
それぞれが ”納得” のハイ・レベル。
プロの仕事とは、実に気持ちの良いものである。
(本気の期待を裏切らない)