【iPhone対策か?】モバゲータウンのPC対応を考察する。
■モバゲータウン、PCに進出--iPhoneにも対応
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20376460,00.htmお仕事中に見つけた話題ですが、
ちょっと落ち着いて考察を。
iPhoneの発売による影響もあると思いますが、
PC対応の理由には、mixi, GREEがPCのサービスとしてスタートし、
現在ケータイのPVが上回る状況になりながらも、
PC対応のメリットを発揮しているのもあるはずです。
※モバゲーは、これまであえてケータイにこだわってサービスを展開してきました。
しかし、フィルタリングの影響があったり、
ケータイのBBSもPCで見られている場合も多いことがデータとして明らかになったり、
ケータイ→PCの流れが来ているのも事実です。
※これまで、各企業はPC→ケータイと事業を展開するケースがほとんどでした。
その中で、ケータイユーザーを大切にしたインターフェイスはさすがと思います。
ここに、PCからスタートしたmixi, GREEと、
ケータイからスタートしたモバゲータウンの違いを感じます。
似たような展開をしてくるサービスも出てきそうですね。
※もちろん、iPhoneから見たらベストフィットする画面となるでしょう。
が、PCで見たときにいくつか懸念点があります。
下記の解決のプロセスが見物です。
■懸念点
・モバゲータウンの利用には、ケータイのメールアドレスが必要では?
→softbankのiPhoneならまだしも、そもそもPCからの新規ユーザーの獲得は
諦めなくてはならないのだろうか。
・PCから閲覧可能になるため、検閲が厳しくなるのでは?
→管理体制を強化していますが、当然世間の目にさらされる機会は増加します。
・メインコンテンツであったゲームはPCでは使えない。
→そこは「ポータル」としての強みを強化することで、克服できるか。
iPhoneではTouch対応のアプリを展開してくるか?
・ユーザーへのメリットは出せたが、広告収入は期待できるのか?
→元々広告による収益比率が低いこのビジネス、
キーはアバター課金による収益増と読んでます。
・ケータイユーザーとPCユーザーの温度差が発生。
→レスのスピード、年齢層の差、mixiでもケータイがのびてから感じますが、
この摩擦はさけられないと思います。
などなど。
PCユーザーとケータイユーザーの
異文化交流
今年のホットな話題になると思います。