ウソが空間に現れる。
ウソがホコリをかぶってホラそこにある。
「これ使いますか?」
「それは○○で××だから近くに置いておきたいー」
「これは使いますか?」
「これは○○のときに××するからいるやつなのー」
「これは使いますか?」
「これはほんと、要らないんだけど○○に聞かないとわかんないからどうしようもできないのよー。
○○で××だから近くに置いといても、1ヶ月に1回も触ってない。
○○で××のときにいるやつでも、その××の時が半年に1回もやってこない。
○○に聞いてみたら、「それ、俺(わたし)のじゃないし、ママ(パパ)のでしょ?」と言われたり。
今の現状が見えてこないからリアルではない返答をしてしまう。
リアルが見えてくると怖い時もある。
「ほんとは要らないんじゃないか?」
「ほんとは使わないんじゃないか?」
「ほんとは大事じゃないんじゃないか?」
「何にもなくなっちゃうんじゃないかしら」
「もったいないことをしてるんじゃないかしら」
「バチ当たりなことしてるのかしら」
「これを捨てたらなんか損するんじゃないかしら」
それを誤魔化すために、ソレを置いといてる場合もある。
置いとけば、その奥を見なくて済むからね。
片付けを始めたらソレが明確になる。ホコリが積もっているもの。
誤魔化したら誤魔化した分だけ、空間も誤魔化される。だからいつまでたっても使いにくかったり、元通りになったりする。
でも、何度もトライしていくうちに自分でもわかってくる。
"あ、わたし、要らないんだ。。。"って。
家が、空間が、使いやすくなった世界の心地よさをまだ知らない人へ届きますように。