普段はあまり、お客様の荷物を預かることはしないのだけれど、散りゆく河津桜に心が揺れるせいか。。。
自分とそれ以外の境界線が曖昧になってしまったのかもしれません。。。
この中には、バッグが3つと服が2着入っています。これは、お客様からお預かりした物です。
今日は初めてご利用いただくお客様のお宅へ訪問でした。
掃除の作業の合間に、断捨離についてのご相談を聞いていました。
「かっこよくて自分のことが好きだった頃の服やバッグを処分できない。処分したいと望んでるのに、それができないことが歯痒い。」
そんな気持ちでバッグやワンピースを棚から下ろしは撫で、撫でては棚へ戻すその姿に、私は思わず、
「よかったら、そのバッグや服、少しなら預かりましょうか?」
と申し出たんです。普段は滅多にそんなことはしません。
ただ、その荷物を部屋からなくすことで。今私がその荷物を預かることで、もしかしたらこの人は変われるのかもしれない。
そんな思いが私の思考の隅をよぎりました。
"境界線を超えない"
"超えさせない"
と、思っていたはずなんですけどね。それでも、先に進めるならそれでもいいなと思いました。
「一つか、二つ、預かりましょう、わたしが片手で持てる量であれば」とお伝えしたら、アレも。コレも。と、合計バッグが3つと服が2着。
👇お預かりする時のお約束は👇
・3日以内にやっぱり手放したくないなーと思ったら返却します。
・3日以内に連絡がなかったら、物の処遇はわたしに任せてもらう。
お客様は、「処分ではなく、なるべく誰かに譲渡してください」とおっしゃっていました。
なるべく譲渡先を見つける努力はしますが、必ず全ての物を誰かに譲渡するというお約束はできません。という事はお伝えしました。
わたしが帰るまでにお客様は他にもバッグを数点、ゴミ袋に入れていました。預けるという行為をした事で、他の物への気持ちとも決別しやすくなったんですよね。
「わたし、決断できる。預けるって決断できたもん。他の物も手放せる、大丈夫。」
そんな風に背中を押すために今回は荷物を預かってみました。