いつも見させていただいているブログでスキー場閉鎖関連の話がでていたのでちょっとした裏話をさせていただきます。



我が子供が今お世話になっているチームのホームは閉鎖してしまいました。

実はその市営スキー場は赤字続きではあったのですが、うまくやりくりすれば赤字200万くらいで収まり、

何とか存続の可能性があったそうです。


人口の減少と商店・企業の撤退で税収の減少に苦しんだ市は赤字部門の整理に乗り出しました。

その中にスキー場が候補に上がっていたのですが、市としては赤字も何とかがんばれるレベルだし、スポーツ施設は何とか残そうという予定もあったそうです。


そこで市は某スキー連盟にお伺いを立てました。

市:「スキー場こんなになっていますけど、どうします?」

連盟偉いさん:「あー、僕たちはもっと大きい○○○岳でやるから、好きにしていいよ」


近隣のスキー場が相次いで閉鎖されていく中、各地区の連盟は○○○岳スキー場で活動していました。

それをうらやましく見ていたのでしょうか?

そんな連盟とスキー場のやり取りで閉鎖が決まってしまいました。


その後、地元の有志が署名を集めて市に嘆願に行きましたが(一応、表向きは某スキー連盟の会長の名前が使われていたらしいです。それも腹立たしい)、時すでに遅し、結果を覆すことはできませんでした。


スキー場は閉鎖し、某スキー連盟は○○○岳スキー場で好きにやる予定が活動を制限され、○○○岳スキー連盟に取り込まれて名前がなくなってしまいました。当時の某スキー連盟関係者は「失敗だった」と思っているそうです。

ふざけるな!


また、そこの連盟の古株さんたちもひどかったそうです。

「俺は連盟の人間だ!」といって、シーズン券代を払わなかったり等、スキー場の私物化をしていたそうです。





一方で隣町のスノースポーツに対する理解はすばらしい。

町営で小さいスキー場ですが、町内の中学生以下はシーズン券が無料なので、雨が降っても吹雪でも、子供たちがいなくなることがありません。

また、低速の聖地と一部で言われている様ですが、緩斜面が多く、近隣市町の幼稚園や小学生がたくさん来ています。そしてスキー場来場者はここ数年増加が続いています。


連盟も地元に根ざしたスキー大会(アルペン経験者なんかほとんど出ない地元密着型の昔ながらの大会)を行っています。我が息子は今年その大会で前走させてもらいました。

こんな取り組みがスノースポーツ人口の増加のヒントになるのではないでしょうか。