今日もマニアックなセミナー。ガソリン代引けば赤字です(涙)。
そこで思ったこと!
今日の参加者は結構積極的だったんですが、絶対に何人か失敗を恐れる人がいます。
気持ちはわかるんですが・・・・・。
言い尽くされたことなので新鮮味はないですが、僕なりの視点で!
まず人間は違いを認識します。違いを作ること、違いを感じることが大切です。ここが話のポイントになります。
「失敗」は大切です。なぜかというと何をどこまでやれば失敗するか成功するかの違いの境界を見つけることができます。ここが大切な違いを感じる基準になります。
だからどうせなら何をどこまで行ったら失敗するか何度も経験するべきです。その感覚の境界がわかればぎりぎりまでできます。
スキーだったら、どこまで内傾したら転ぶのか?なんて面白いかも知れません。
成功か失敗かの感覚の境界、言い換えれば「感覚の基準」が明確であれば、あとは基準からの「違い」を感じコントロールしていけばよいのです。
当然熟練すればできるできないの境界は上がっていきます。境界付近でのトレーニングが能力を上げます。
感覚の基準がはっきりしているのでトレーニングしていても自分がどのくらいできるようになったか感じれます。
実際の動きが思い通りになっていなくても、コーチ等から指摘されれば、今の基準からどのぐらい変化させればよいのか感じれますので、学習が進みやすいと思われます。
一方でいくら「成功」したところでなぜ成功したのかがわからなければ、再現はできません。
成功にも「感覚の基準」が必要です。何をどうしたら成功するのかを知らなければなりません。
違いがなければ感じれないのですから、極端な話、成功と失敗の違いがわからなければ、成功も失敗もないのかも知れません。
だから物事の練習では、その基準を作り上げることが必要になることもあるのです。適切な基準は自分が道に迷ったときの道しるべにもなってくれます。
モーシェ・フェルデンクライスは「自分が何をしているかがわかっている人だけが、自分のやりたいことができる」といっています。
まずは自分の基準を明確に感じ、そこからの違いを感じて現実を認識する。自分自身でできなければコーチの力を借りてもいいかも知れません。「自分が何をしているかわかる」となります。
という僕は、自分のやっていることがわからず、日々悔やみっぱなしなおろかな人間です(涙)